今回はちょっと時間をかけて公差を計算してみた。疑いの目を忘れずに、くじけずに挑戦しよう。途中で居眠りしたら駄目っ!
前回、ホノさんの会社で設計するサブラック部品の公差解析に挑んだOPT星人たち。ちょっと疲れたので、ガリクソン君を食べながらしばしの休憩です。
はー、ガリクソン君は何ておいしいんだろうねぇ。疲れたアタマを休ませるにはぴったりだよ。
確かにちょっと問題が複雑になっただけで、計算の準備だけでも面倒臭くなってきたもんね。今日はキリのいいところまで進めましょ。
今日は才羽工業も定時退社日だぞ〜い。早く帰ってアフター5を楽しまないとな。今日はスーパーで刺身が特売なんだ。刺身を肴(さかな)に家で焼酎をクイッと〜。……はー、考えただけでたまんないなぁ(わくわく)。
お、おっさん、妙にリアリティあるな……。
ホノさんも、OPT星人です。アズーたちよりもずっと長く日本にいるため、心の底から“ニッポンのおっさん”と化しているのです。
私はこの間、テレビで見たレストランに行きたいな! 取れたて野菜の「ばーかにゃうだ」っていうのがおいしいらしいよ。ねっ、ココ。行こうよ!(わくわく)
それ、「バーニャカウダ」だと思う。
ちょっと、アフター5の過ごし方は何でもいいから! 早くホノさんの問題の続きを片付けようぜ(じゃないと肌色クローバーの握手会に間に合わないよ)。
ハイハイ、休憩終わりっ! さあ、公差解析タイム、再開ですよ。
前回はピンと穴の間のすき間のバラツキを計算するために、
までやってみました。今回は係数の算出からスタートです。
じゃあまず計算シートの準備だな。最初にX方向からやってみようぜ。図面に番号も振ってみたぞ。
図2 計算シートに振った番号を図面の寸法に記入してみた
今回のバラツキは3σでやってみよう。公差も入れておいたぞ。
うぅー、何だか道のりが長そうだ……(遠い目)。ああ、もう、帰ろう。
急にやる気を失ったわね。ダメよ! さぁ、立ち上がりなさい!!
鬼コーチとダメ選手、根性で係数を計算です。
まずは簡単なところから埋めましょ! 今回バラツキを測定するピン付き部品のピン位置(No.3)と、ボックスの取付穴の位置(No.25)は係数1ね!
そうすると、ピン付き部品の直径(No.4)とボックスの取付穴の直径(No.26)の係数は0.5! あ、ガイドのボックスを受ける幅(No.24)の寸法も0.5だね!
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