「Android」「HTML5」「3D」……と注目キーワードがずらり、エイチアイESEC2011 開催直前情報!!

組み込み機器向け3D描画エンジン「MascotCapsule」などのミドルウェア製品を手掛けるエイチアイのブースに注目。

» 2011年04月13日 19時04分 公開
[八木沢篤,@IT MONOist]

 2011年5月11〜13日の3日間、組み込みシステム開発に必要なハードウェア/ソフトウェア/コンポーネントから開発環境までが一堂に集結する「第14回 組込みシステム開発技術展(以下、ESEC2011)」が開催される。

 @IT MONOistでは今年もESECの特設ページを設け、注目企業の見どころ情報や新製品リリース、イベントレポートなどを多数紹介していく。

 本稿ではESEC2011開催に先駆け、組み込み機器向け3D描画エンジン「MascotCapsule」などのミドルウェア製品を手掛けるエイチアイの出展内容を紹介する。

4つのコーナーで最新技術/ソリューションを披露

 昨年開催されたESEC2010で、Android上での3D UI/3D高速描画や、裸眼立体視などのデモ展示を行い来場者の注目を集めたエイチアイ(参考:手探りからの脱却!? ESECで見つけたAndroid技術)。今回のESEC2011では、展示ブースを大きく「Android」「3D」「組込みGUI」「HTML5」の4つのコーナーに区切り、それぞれ関連する最新技術/ソリューションを披露するという。

 ここでは、Android、HTML5コーナーの見どころを中心にお届けする。

 「Android」コーナーでは、3D UIミドルウェア「Style3D」、2Dベクターグラフィックス対応UI高速描画ミドルウェア「SMAX」、タッチパネル型端末向けユーザビリティ向上システム「HOMING LIB」の展示デモを行い、Android環境での3D UI開発の難しさや、2D/3Dグラフィックスの描画の遅さを改善し、効率的な開発の実現とハイクオリティで美しいUIを実現するためのミドルウェアを提案するという。また、スマートフォンの普及において重要となる操作性にも着目し、ユーザビリティに貢献する新たな技術についても披露される予定だ。なお、上記技術を用いたFacebook向けの3D UIを現在開発中とのことで、そちらにも注目したい。

Style3D 図1 Style3Dについて

 一方、Web業界に限らず、あらゆるIT関連業界で現在、注目されているHTML5を題材にした「HTML5」コーナーでは、韓国のOBIGO社の協力の下、HTML5対応のブラウザ「Obigo W10 Browser」、HTML5対応ウィジェットアプリケーションプラットフォーム「Obigo Web Runtime」といった最新アプリケーションを提案するという。

 そのほか、「3D」コーナーでは立体視対応3D描画エンジン「MascotCapsule eruptionST」を使用した立体視コンテンツの展示、「組込みGUI」コーナーでは車載機器、デジタル家電をターゲットにしたUIのデモ展示と、UI開発ソリューションを披露する予定とのこと。

 また会期中、ブース内ステージでは、Android、組み込みGUI、HTML5などの取り組みに関するプレゼンテーションを実施するとのことだ。こちらも併せて注目してほしい。なお、詳しい出展内容についてはエイチアイのWebサイトをご覧いただきたい。


第14回 組込みシステム開発技術展(ESEC2011)開催概要

会期 2011年5月11日(水)〜13日(金)
時間 10:00〜18:00(13日は17:00に終了)
会場 東京ビッグサイト
エイチアイ・ブースNo. 西展示棟 西1-72


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