自動車のLEDリアランプ向けドライバIC、出力電流は200mA

» 2011年04月11日 00時00分 公開
[EDN Japan]

 ロームは2011年4月、自動車のLEDリアランプ(テールランプ)向けドライバIC「BD8372HFP-M」を開発したと発表した。通常、LEDリアランプには120mAの出力が必要とされるが、BD8372HFP-Mは、それを超える200mAの出力を確保したという。サンプル出荷は、価格300円ですでに開始している。量産出荷は、同年6月より月産5万個の規模で開始する予定だ。生産は、前工程をローム・ワコー(岡山県)で、後工程をタイROHM Integrated Systems社で行う。

 BD8372HFP-Mは、出力電流の誤差が±3%と、従来のドライバICに比べて半分以下になっている。また、ディスクリート部品で構成する場合に比べて、明るさなどのばらつきを1/4以下に抑えられる。

 駆動方式には、LEDを駆動する電流を、IC側をソースとして供給するソースドライバ方式を採用しているので、ドライバIC基板とLED基板の結線が1カ所で済むという。さらに、リアランプ点灯時とストップランプ点灯時のLEDの輝度(電流量)を、それぞれ任意の値に設定することも可能となっている。

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