Android搭載スマートフォンに「EUPHONY MOBILE SURROUND」が採用端末に最適化されたサラウンド再生を実現

ダイマジックの立体音響再生技術「EUPHONY MOBILE SURROUND」がシャープ製の携帯電話および、Android搭載スマートフォンに採用された。

» 2011年04月06日 12時25分 公開
[八木沢篤,@IT MONOist]

 ダイマジックは2011年4月6日、同社の立体音響再生技術「EUPHONY MOBILE SURROUND(ユーフォニーモバイルサラウンド)」が、ソフトバンクモバイルの携帯電話「THE PREMIUM7 WATERPROOF SoftBank 004SH」(1月21日発売)とAndroid搭載スマートフォン「GALAPAGOS SoftBank 005SH」(2月25日発売)、およびKDDIのAndroid搭載スマートフォン「IS05」(3月10日発売)に採用されたことを発表した(いずれもシャープ製)。

 EUPHONY MOBILE SURROUNDは、民生機器(ICレコーダーやサウンド・プロジェクターなど)で採用実績のある同社の統合音響処理技術「EUPHONY(ユーフォニー)」に、消費電力に影響を与えず電圧を高めるとともに音量バランスを保ちつつ明瞭度も高める技術「AudiTune(オーディチューン)」を統合し、携帯機器向けに最適化されたサラウンド再生を実現する技術。GALAPAGOS SoftBank 005SHでは、ミュージックプレーヤー、ワンセグなどの視聴において、イヤフォン接続時やHDMI出力した液晶テレビAQUOSでバーチャルマルチチャンネルサラウンドを実現できるという。

「EUPHONY MOBILE SURROUND」搭載端末(1) 画像1 「EUPHONY MOBILE SURROUND」を採用したソフトバンクモバイル「THE PREMIUM7 WATERPROOF SoftBank 004SH」と「GALAPAGOS SoftBank 005SH」
「EUPHONY MOBILE SURROUND」搭載端末(2) 画像2 「EUPHONY MOBILE SURROUND」を採用したKDDI「IS05」

 ベースとなるEUPHONYは、ステレオ音声から自然な5.1ch音声を作り出す「AST(Adaptive Surround Technology)」、低域や高域を補う「DBEX(DiMAGIC Bandwidth Expander)」、映画のせりふなどを明確に表現するダイナミック信号処理技術「DSC(DiMAGIC Smart Compression)」、バーチャルサラウンドを実現する仮想音源処理技術「DVX(DiMAGIC Virtualizer X)」の4つの音響技術を組み合わせた音場再生方式。入力ソースの音声チャンネル数、スピーカーの数(2本以上)や口径などにかかわらず、その特性に最適なサラウンド再生を実現できるという。また、ヘッドフォン接続時の再生においても、音が自然に頭の周囲に定位するサラウンド再生が可能で、圧迫感や密閉感などを感じにくく、映画/音楽などの長時間視聴でも疲れにくいという特長があるとしている。

「EUPHONY」を構成する4つの音響技術 画像3 「EUPHONY」を構成する4つの音響技術(出典:ダイマジックのWebサイト)

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