PFUは、システムオンモジュール新製品として、COM Express対応の「AM160 モデル 150G」を発表。Sandy Bridgeを搭載
PFUは2011年1月18日、同社の組み込み用小型モジュール「システムオンモジュール」新製品として、COM Expressに対応した「AM160 モデル 150G」を発表した。同日から販売受付を開始、2011年6月末から順次製品を出荷する予定。
AM160 モデル 150Gは、業界標準規格COM Expressに対応し、CPUやチップセットなど主要なコンポーネントを小型パッケージに凝縮した同社の組み込み用小型モジュール「システムオンモジュール AMシリーズ」の新製品。システムオンモジュールはPCとしての機能をワンボード化しているため、各種インターフェイスを装備したCOM Express対応のキャリアボードを用意するだけで機器開発が行えるのが特徴だ。
今回のAM160 モデル 150Gは、インテルの最新プロセッサである第2世代インテル Core i7/i5(開発コード名:Sandy Bridge)とインテル HM65 Expressチップセットを採用したほか、高度なエラー検出・修正機能で高い信頼性を確保したECC(Error Correcting Code)メモリに対応した。DDR3-1333対応のメモリスロットを2スロット装備し、シリアルATA/600やPCI Express(PCI Express 2.0、5GT/s)に対応するなど高いシステム性能を実現するという。
AM160 モデル 150Gの適用分野は、半導体製造・試験装置/工作機械/医療機器/通信・放送機器/計測機器など、高い信頼性やシステム性能、高速インターフェイスが求められる分野。100台ロット時の参考価格は、Core i7(2715QE)/2GBメモリ(ECCあり)/ヒートシンクという構成で10万6800円(税抜き)。
また同社では、デジタル・ディスプレイ・インターフェイス(DisplayPort、HDMI、DVI)やUSB 3.0など新しいインターフェイスに対応したCOM Express COM.0 Revision 2.0準拠のType 6に対応したシステムオンモジュール製品を、2011年度第3四半期に出荷する予定だという。
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