ソニーの2足歩行ロボット「QRIO」を体験できるイベント「QRIOテクノロジーパーク2004」が明日から開催される。一足先に、QRIOがダンスやゴルフに興じるのを見たり、抱っこしたり握手したり会話したりしてきた。“3倍速い”QRIOも登場。
ソニーの2足歩行エンタテインメントロボット「QRIO」を体験できるイベント「QRIOテクノロジーパーク2004」が12月18・19日の両日催されるが、開催に先立つ12月17日、マスコミ向けに同イベントの概要が公開された。
QRIOテクノロジーパークは、「人とロボットの共存」をテーマに同社が開発しているヒューマノイドロボット・QRIOを、体験型イベントによるさまざまなコミュニケーションを通じてユーザーにもっと理解してもらおうというもの。
「これまで当社のイベントなどでQRIOをご覧になっているユーザーもいるだろうが、大勢が集まるイベントではダンスパフォーマンスや簡単な歩行といったデモンストレーションしか紹介できていなかったのが現実。だが、最先端技術を集めて開発しているQRIOには、そのほかにもいろんなことができることを知ってもらいたかった。今回は、いつもよりずっと近くでQRIOとコミュニケーションができる体験イベントになっている」(同社)
会場となる東京・銀座のソニービルでは、8階のソミドホールで各種デモンストレーションやパネル展示を行い、6階のセミナールームで体験型プログラムが実施される。
新技術「3次元認識」「3次元パスプランニング」のデモンストレーションも実施。障害物が置かれたスペースをアスレチックコースに見立てて、QRIOが障害物を立体的に認識して、よけながら歩いていくという実演が行われた。
また、ハンドアタッチメントシステムを使って、QRIOが実際にクラブを握ってゴルフを行うといった新技術のデモも行われた。
これまで学会などでしか発表していなかった新技術「自然歩容」によるダンスパフォーマンスも披露された。
従来のQRIOは、歩行時に足の裏を地面に平行に設置していたが、これだと歩幅がかせげないため早く歩くことが難しかった。
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