欲しいのは燃料でも電気でもない、ビジネスアイデアを求めるフォルクスワーゲン:ハノーバーメッセ2019
ドイツのVolkswagen(フォルクスワーゲン)は、ハノーバーメッセ2019(2019年4月1〜5日、ドイツ・ハノーバーメッセ)において、電動化と自動運転機能を車台内に収納し、上部にさまざまな機能を持つ車体を搭載することでさまざまなビジネス創出が可能な「PODs」を初披露した。
ドイツのVolkswagen(フォルクスワーゲン)は、ハノーバーメッセ2019(2019年4月1〜5日、ドイツ・ハノーバーメッセ)において、電動化と自動運転機能を車台内に収納し、上部にさまざまな機能を持つ車体を搭載することでさまざまなビジネス創出が可能な「PODs」を初披露した。
走行機能や電池、自動運転機能は全て車台部分に
「PODs」はフォルクスワーゲンがCASE(コネクテッド、自動運転、シェアード、電動化)時代のモビリティサービスの新たな可能性を探るために開発したコンセプトモデルである。現在の乗用車からの発展ではなく、電動化と自動運転化を実現した新たな乗り物でどのようなモビリティサービスを提供できるのかを目指す。
そのため、走行機能などは車台に収め、車体部分を用途に合わせてカスタマイズすることで、新たなサービスモデル創出を目指すとしている。車台には電池や自動運転機能なども全て収納する予定だとしている。
コーヒーサービスや移動医療など4つのコンセプトを紹介
ブースではフォルクスワーゲンが考える4つの利用イメージが紹介されていた。1つ目は「Health Care POD」で、医療機関がないような地域で、遠隔医療サービスを行う拠点とするイメージである。健康状態の把握や医師とのコミュニケーションを行う。将来的には医療設備が各家庭にやってきて定期診断を行うような姿を描く。
2つ目は「Retail POD」でこれは無人移動販売車のようなイメージだ。3つ目は「Barista Bar POD」で移動コーヒーショップ。4つ目は「Energy POD」で充電ステーションを移動させるということを描いた。
実現するのはまだまだ先の話のようにも見えるが「車台部分は2020年初め頃にリリース予定」(ブース説明員)としている。
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