S-RACMOとタカラバイオは、タカラバイオのGMP細胞加工受託事業の承継に関する最終契約を締結した。2027年1月1日のクロージングを目標に関連する人員や資産、受託案件などの承継を進め、円滑な事業承継を図る。
S-RACMOとタカラバイオは2026年11月2日、タカラバイオの「GMP細胞加工受託事業」の承継に関する最終契約として「基本契約書」を締結したと発表した。両社は同年7月21日付で同事業の承継に関する基本合意書を締結して協議を継続しており、同契約に基づいて関連する人員や資産、受託案件などの承継を進める。クロージングは2027年1月1日を目標としている。
両社は、事業承継を円滑に進めるため、必要に応じてS-RACMOがタカラバイオのGMP製造施設などの一部を賃借し、同施設において一部のGMP細胞加工受託業務を当面の間継続することを含め、受託案件に支障を生じさせないよう協力して対応するという。
取引により、S-RACMOはCDMO事業の基盤となる製造技術やノウハウ、専門人材の一層の高度化を図る。CAR-T細胞を含む免疫細胞療法なども含めた幅広い国内外の顧客ニーズに応え、さらなる事業拡大を目指す構えだ。一方のタカラバイオは、CDMO事業における注力領域を核酸/プラスミド、タンパク質/酵素、ウイルスベクターなどへ重点化し、事業ポートフォリオの最適化と運営効率の向上を図るとしている。
また、S-RACMOが製造する遺伝子導入細胞の原材料として、タカラバイオが遺伝子導入用ウイルスベクターを提供する。遺伝子や細胞医療の分野における両者の強みを生かした連携を進め、共同で顧客価値の最大化を図る方針だ。
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