全製品を28nmプロセスに移行し黄金期の絶頂を極めるAltera、その先に待つ運命は:プログラマブルロジック本紀(16)(3/3 ページ)

» 2026年11月04日 08時00分 公開
[大原雄介,MONOist]
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Armコアを搭載するSoC FPGAもラインアップ

 これに続くのはArriaおよびCycloneの製品ラインだが、ちょっと面白いのは2010年12月のアナウンス(Webアーカイブを参照)である。

 Stratix Vは、TSMCの28nmプロセスである28HPで製造されるが、ArriaとCycloneに関しては低消費電力の28LPプロセスを利用すると表明したことだ。実際に、Arria VおよびCyclone Vが発表されたのは2011年1月(Webアーカイブを参照)のことである。こちらは2010年12月のアナウンスの通り、TSMC 28LPを用いて製造されることがあらためて表明された。

 これに加え、2011年10月にはそのCyclone VおよびArria VにCortex-A9 MPCoreを搭載したSoC FPGAがラインアップされることも発表された(図1、Webアーカイブを参照)。

図1 図1 SoC FPGAのブローシャより。FPGAファブリックがオマケの位置に追いやられているのが何とも[クリックで拡大] 出所:Altera

 実はこれに先立ち、AlteraとMIPS、SLS(System Level Solutions)の間で、MIPS32ベースのMP32というSoft CPU IPがAltera向けに提供されることが発表された(Webアーカイブを参照)が、既に時代の大勢はArmに傾いていたので、こちらはあまり使われなかったと記憶している。

 Cyclone Vは2012年3月に出荷を開始(Webアーカイブを参照)。Arria Vも2012年10月に出荷を開始し(Webアーカイブを参照)、そして2012年12月にはCyclone V SoCも出荷が開始された(Webアーカイブを参照)。

 これでハイエンドからローエンドまで全製品が28nmプロセスに移行を完了し、まさに黄金期にふさわしい状況であった。しかしここから、Alteraの運命は急速にあらぬ方向へ転がっていく。(次回に続く)

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