CEATECに排水レス洗濯機やゴジラ襲来? フィジカルAIが拓く未来:1週間を凝縮! 今週の製造業ニュース

2026年10月13〜16日に公開された記事の中から、MONOist編集部が厳選した今週の注目ニュースをお届けします。

» 2026年10月17日 07時00分 公開
[MONOist]

 今週は「CEATEC 2026」(2026年10月13〜16日、幕張メッセ)が開催されました。前回に引き続き、日本自動車工業会が主催する「Japan Mobility Show Bizweek 2026」との併催となった今回のイベントには、合計821社/団体が出展しました。登録来場者数も前年実績の9万8884人を上回る11万人超を見込んでいたこともあり、会期中は連日盛り上がりを見せました。

 日本最大級のデジタルイノベーションやエレクトロニクスの総合展示会であるCEATECですが、毎年ユニークで革新的な技術が並ぶのも特徴です。今回も、そうした来場者の目を引くソリューションが多数披露されました。

 シャープが展示した「トリプルフリーランドリー」は、水を捨てずに何度も循環させて使う排水レス循環型洗濯システムです。独自の3段階フィルターで洗濯後の水をろ過/浄化することで、新たな水をほとんど使わずに繰り返し洗濯が可能です。給排水設備のない災害時の避難所や離島、山小屋などでの活用が想定されていますが、個人的には、水質に課題を抱えるインドネシアなど東南アジアの国々にも展開が見込めるのではないかと感じました。

 また、富士通は「ゴジラ来襲」を自然災害のメタファーとし、25万人規模の避難誘導をデジタル空間上でシミュレーションする「ソーシャルデジタルツイン技術」の体験デモを披露するなど、ユニークな展示が注目を集めました。

 そしてCEATEC 2026において、これらの先端技術を支える中心テーマとして大きな注目を集めていたのが「AI(人工知能)の社会実装」。とりわけ、MONOistでも度々取り上げている、AIと物理的なハードウェアを統合し現実世界で機能する「フィジカルAI」です。

 フィジカルAIをテーマとしたシンポジウムでは、東京大学、安川電機、清水建設、東芝、NEC、日立製作所、内閣府が登壇。ロボティクスや建設、インフラ、ITベンダー、行政といった多様な分野の代表が集結し、日本がフィジカルAI領域でいかに産業競争力を高め、世界の主導権を握っていくのか、その具体的な「勝ち筋」について議論が交わされました。

 AIが現実世界へと深く溶け込んでいくこれからの時代において、日本のモノづくり企業がどのような新しい技術で社会課題を解決し、新たな価値を創出していくのか。ぜひ、注目の展示内容をご覧ください。

水を捨てずに何度も洗濯、シャープが開発した「排水レス洗濯機」とは

シャープは、「CEATEC 2026」において、排水レス循環型洗濯システム「トリプルフリーランドリー」を出展した。(2026年10月14日公開)続きを読む

従来2500倍高速かつ単3電池で30年動く、村田製作所の皮膚模倣センサー

村田製作所は、「CEATEC 2026」において、人間の皮膚感覚を模した大面積かつ高密度のセンシング技術「ニューロモルフィックセンシングシステム」を紹介した。(2026年10月14日公開)続きを読む

ゴジラから25万人を救え! 富士通がソーシャルデジタルツイン技術デモを披露

富士通は「CEATEC 2026」において、「ゴジラ来襲」を想定した災害対策の検討を支援するデジタルリハーサル体験を披露した。(2026年10月16日公開)続きを読む

日本がフィジカルAIで勝つために何が必要か 日立、東芝、NECなどが語る

電子情報技術産業協会 技術戦略部会は2026年10月13日、「CEATEC 2026」で、「フィジカルAIにおける産業競争力と日本の勝ち筋」をテーマにしたシンポジウムを開催した。本稿ではその概要を紹介する。(2026年10月15日公開)続きを読む

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