日本精工(NSK)は、工作機械メーカー向け設計開発および製造管理支援サービスのラインアップを拡充し、スピンドルの設計効率化を支援する有償サービスと、無償の軸受情報連携APIの提供を発表した。
日本精工(NSK)は2026年10月7日、工作機械メーカー向け設計開発および製造管理支援サービスのラインアップ拡充を発表した。新たなサービスとして、スピンドル(主軸)の設計効率化を支援する「MT-Click! Speedy Premium」と、軸受情報を顧客システムと連携させる「NSK Verify API」を提供する。契約企業が対象となり、MT-Click! Speedy Premiumは有償で同年9月に提供を開始しており、NSK Verify APIは無償で同年11月に提供を開始する予定だ。
近年、工作機械業界では設計開発の効率化や生産現場のデジタル化、技術者不足への対応が求められている。スピンドルの設計において高度な解析を行う際には日本精工への問い合わせが必要となるケースがあり、設計期間の短縮が課題になっていたという。また、生産現場では軸受の検査成績データなどをより効率的に管理するニーズが高まっている。
MT-Click! Speedy Premiumは、工作機械のスピンドル設計および軸受解析を実現するWebアプリケーションサービスである。日本精工が従来提供していた一般公開版「MT-Click! Speedy」と異なり、より高度なスピンドル全体の解析を実行して詳細なレポートを入手できる。
同サービスにより、従来は同社への問い合わせや個別検討が必要だった高度な解析を、顧客が必要なタイミングで実施できるようになる。スピンドルの最適設計に必須となる各種部品の検討を顧客内で完結させ、開発プロセスの効率化とリードタイムの削減に貢献するとしている。スピンドルの高剛性化など、市場から新たな性能要求があった際にも、迅速に解析が可能になるという。
NSK Verify APIは、軸受の検査成績データなどを自社システムへ連携できる情報管理サービスだ。日本精工が従来提供していた一般公開版のスマートフォン向けアプリ「NSK Verify」の機能を、新たにAPIとして利用できるようにした。
顧客が開発したソフトウェアに同サービスを組み込むことで、NSK Verifyと同等のデータをソフトウェア上で取得できる。ハンドスキャナーなど2次元コードを読み取る仕組みと連携し、製品情報の効率的な取得や管理が可能になる。アプリ版では1点当たり約60秒かかっていたデータの取り込み時間を約10秒に短縮し、作業時間の短縮や在庫および使用履歴管理の高度化につなげられるという。
なお、同社は両サービスを、2026年10月26〜31日に東京ビッグサイトで開催される「JIMTOF2026(第33回日本国際工作機械見本市)」に出展する予定だ。
※本記事は制作段階で生成系AIを利用していますが文責は編集部に帰属します(ITmedia AI倫理ポリシー)。
JIMTOF2026はビッグサイト改修中の開催 来場者目標は前回と同じ13万人
国産ヒューマノイドへ、日本精工が「世界一のカレー屋」目指すアトムから得るもの
日本精工とアクセンチュア、AIやデータ活用で事業変革を加速する合弁会社設立
NSK、国産ヒューマノイド部品の共同検証/データ収集でスタートアップと提携
軸受業界再編へNSKとNTNが経営統合に基本合意、両トップが語った危機感とは
NSK、新型ボールねじをアドヴィックスの新型回生協調ブレーキシステム向けに開発Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Factory Automationの記事ランキング
コーナーリンク