シリコンスタジオが「官公庁事業推進室」を新設 防衛/防災、宇宙など展開強化メカ設計ニュース

シリコンスタジオは、官公庁や公共分野における事業開発と提案活動を強化するため、2026年9月1日付で「官公庁事業推進室」を新設する。リアルタイム3D CG技術を生かし、防衛や防災、インフラなどの領域でデジタルツインやシミュレーション技術の展開を進める。

» 2026年08月31日 07時30分 公開
[MONOist]

 シリコンスタジオは2026年8月27日、同年9月1日付で「官公庁事業推進室」を新設すると発表した。

 同社はこれまで、ゲームやエンターテインメント分野で培ったリアルタイム3D CG技術を基盤に、デジタルツインやシミュレーション、AI(人工知能)の開発/検証環境などを産業分野へ展開してきた。官公庁事業推進室の新設により、防衛や防災、社会インフラ、エネルギー、海洋、宇宙など公共性の高い領域でのソリューション展開を推進する考えだ。

シリコンスタジオは2026年9月1日付で「官公庁事業推進室」を新設する シリコンスタジオは2026年9月1日付で「官公庁事業推進室」を新設する[クリックで拡大] 出所:シリコンスタジオ

デジタルツインやシミュレーション環境の需要拡大が背景に

 シリコンスタジオが官公庁事業推進室を新設する背景には、公共分野におけるデジタルツイン需要の拡大がある。近年、社会インフラの維持管理や防災/災害対応、教育/訓練、研究開発などの分野において、現実空間をデジタル上に再現し、状況把握やシミュレーション、訓練、AIの開発/検証などに活用するニーズが高まっているという。

 また、防衛や防災、海洋、宇宙などの分野では無人機やロボットなどの活用や自律化に向けた技術開発が進んでおり、現実の環境を再現した仮想空間でのシミュレーションやAIの学習/検証、実機との連携を可能にする“Sim2Real(Simulation-to-Real)”環境など、リアルタイム3D CG技術を活用した開発基盤への需要も拡大している。同社は産業分野で培った技術やノウハウを官公庁/公共分野へ本格的に展開するため、専門組織として同室を新設する。

官公庁/公共分野向けのソリューションを企画/提案

 官公庁事業推進室では、官公庁や公共機関、研究機関、訓練施設、関連企業などとの連携を強化し、各分野の課題やニーズに応じたソリューションの企画/提案および事業開発を推進する。

 シリコンスタジオが提供可能な主な技術として、点群やフォトグラメトリ、3DGS(3D Gaussian Splatting)を活用し、施設や地形などの現実空間をデジタル上に再現するデジタルツイン構築が挙げられる。さらに、ゲームエンジンをはじめとした3Dプラットフォームを活用した無人機やロボットの開発/検証環境の構築、仮想環境でのAI学習/検証や「ROS 2(Robot Operating System 2)」連携による実機展開の支援、各種シミュレーションおよび教育/訓練環境の構築なども手掛ける。多様な情報をリアルタイム3D CG上に統合する情報可視化や、XRを活用したインタフェースの開発にも対応する。

防衛分野での実績と今後の展開

 シリコンスタジオは、防衛や防災分野を含む公共領域においてデジタルツインやシミュレーション環境の構築に取り組んできた。防衛分野においてもデジタルツイン環境の構築に関する受託開発を複数手掛けるなど、開発実績と知見を蓄積している。

 2026年7月には、海上自衛隊での任務に従事した経験を持つAEROSALVA 代表取締役の澤谷範之氏を顧問(アドバイザー)として招聘(しょうへい)した。澤谷氏の知見と、AEROSALVAが保有するAIやXR、自律運用、マルチセンサー、衛星通信などの技術に、シリコンスタジオが持つリアルタイム3D CGやデジタルツイン技術を組み合わせ、新たなソリューションの企画/提案を進めている。

 今後は、防衛や防災に加え、社会インフラやエネルギー、海洋、宇宙など幅広い領域で、無人機やロボットの自律制御AIの開発/検証基盤や捜索/救助支援といった現場の課題に応じたソリューションの企画/提案を進めるとしている。

※本記事は制作段階で生成系AIを利用していますが文責は編集部に帰属します(ITmedia AI倫理ポリシー)。

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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。

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