ARCHIONが成長に向けた施策の中核に位置付ける「統合プラットフォーム戦略」について説明。日野自動車と三菱ふそうトラック・バスがそれぞれ発表した中型トラックの国内向け新モデルを第1弾として統合プラットフォームを拡大し、2032年度までに総台数の85%以上を同プラットフォーム上で生産する方針である。
ARCHION(アーチオン)は2026年8月26日、東京都内とオンラインで会見を開き、同社の成長に向けた施策の中核に位置付ける「統合プラットフォーム戦略」について説明した。同日に日野自動車と三菱ふそうトラック・バス(以下、三菱ふそう)がそれぞれ発表した、中型トラックの国内向け新モデルを第1弾として統合プラットフォームを拡大し、2032年度までに総台数の85%以上を同プラットフォーム上で生産する方針である。
今回発表した中型トラックの新モデルは、日野自動車が「日野レンジャー」、三菱ふそうが「ファイター」である。日野レンジャーは、安全運転支援機能の追加とミラー設計の変更、デジタルタコグラフの搭載などによる一部改良モデルだが、ファイターは日野自動車から三菱ふそうへのOEM(相手先ブランドによる生産)供給が開始したことによるフルモデルチェンジとなる。
ARCHIONの統合プラットフォーム戦略は、日野自動車と三菱ふそうの統合シナジーの最大化を図り、商品の競争力を強化し顧客のニーズに幅広く応えていくことを目指している。具体的には、パワートレインやシャシー/キャブ、エレクトロニクスといった製品基盤を共通化し、部品種類を適正化するとともに、スケールメリットを高め、商品の競争力強化を図る狙いがある。
統合プラットフォーム戦略は2段階に分かれており、第1段階は日野自動車と三菱ふそうがそれぞれ強みを持つ既存プラットフォームを互いに活用するという内容になっている。今回の国内向け中型トラックは、日野自動車から三菱ふそうに対して既存プラットフォームに基づく車両をOEM供給することによって実現した早期施策の位置付けだ。
なお、三菱ふそうが「eキャンター」で強みを持つ電気トラックについても、2026年度内に三菱ふそうから日野自動車に対して既存プラットフォームに基づく車両のOEM供給を行う予定である。
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