リコーPFUコンピューティングは、産業用コンピュータの新製品「RICOH SU8100モデル300R」を発売する。長期供給と高い信頼性を保ちながら、部品変更管理を簡略化したことで、より導入しやすくなっている。
リコーPFUコンピューティングは2026年7月27日、産業用コンピュータの新製品「RICOH SU8100モデル300R」を発売すると発表した。同社の組み込みコンピュータの開発、製造実績を基にしたSIMPLEモデルで、長期供給と高い信頼性を保ちながら、部品変更管理を簡略化したことで、より導入しやすくなっている。
SIMPLEモデルでは、部品変更の通知を主要部品に限定する。また、長期供給により、顧客側の切り替え開発の工数を削減したり、高い信頼性により業務停止の影響を低減したりといった利点を従来モデルから引き継いでおり、長期運用時のトータルコストを抑える。
RICOH SU8100モデル300Rは、国内で設計、生産することを重視し、回路設計から製造、BIOSポーティングまでを国内で手掛けている。24時間×5年間の連続稼働が可能で、民生用コンピュータに比べて故障率が低いため、高い信頼性が求められる用途に向く。同製品の供給と保守はいずれも5年間で、OSは長期供給が可能なWindows 11 IoT Enterprise LTSC 2024 64bit版に対応する。
自社開発のソフトウェアRAID機能も選べる。ストレージを冗長化することで故障時もシステムの運用を続けられ、自動復旧機能と高速リビルド機能によりメンテナンスの負担を軽くする。また、この機能を選んだモデルは、本体前面からストレージを交換できるホットスワップ機構を備えており、保守性に優れる。稼働状況は、OS上で動く自社開発のシステム監視ツール「EmbedWare/SysMon」で可視化できるため、トラブル発生時も迅速に対応できる。
筐体は縦置き時の幅を87mmに抑えつつ、PCI Express(ロープロファイル)を3スロット搭載できる。インタフェースは、Analog RGBを1ポート、音声出力に対応するDisplayPortを2ポート、2.5GbEを2ポート、1GbEを1ポート備える。さらにUSB 5Gbpsが背面に4ポート、USB 2.0が4ポート(前面と背面に各2ポート)、オーディオ端子はラインイン、ラインアウト、マイクインを各1端子備える。シリアルポートはRS-232Cが1ポートで、DVDマルチドライブはオプションとなる。
欧州サイバーレジリエンス法(CRA)への対応については、顧客製品のCRA準拠に必要なSBOM(ソフトウェア部品表)などの技術情報の提供や、販売後の脆弱性対応をサポートする。ノイズ規格はヘルスケア市場などで求められるVCCI Class Bに対応し、北米や欧州に加えて中国、韓国、台湾地域の規格認証も取得した。BIOSやOS、ソフトウェアのカスタマイズは有償で応じる。
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