特筆すべきは、100社以上のデバイスと自動接続できる点だ。IO-Link協会が提供するインターネット上のデータベース(IODDファインダー)と連携することで、100社以上のベンダーのIODDファイルを自動で検索し、ダウンロード、割り付けを実行する機能(特許出願済み)を有しており、最短30秒で自動接続が可能だ。これで設計時に各社のWebサイトを見て回り、IODDファイルを探す手間がなくなる。
PLCへの割り付けに必要な情報をまとめたアドレスコメント表を、PCツールからCSV形式で自動生成して出力する。エンジニアは、各社のPLC開発ツールにコピー&ペーストするだけで割り付け作業が完了する。
上位PLCとの接続においても、EtherNet/IPやModbusTCP、CC-Link IE TSNなど7つの主要なフィールドネットワーク規格に対応しており、メーカーの垣根を越えてさまざまなコントローラーと接続できる(なお、EtherCATとPROFINETは2026年度中のバージョンアップで対応予定)。
各デバイスへの設定に関しても、PCツール上で接続デバイスの測定値をグラフ表示できるため、視覚的/定量的に閾値などを確認し、詳細な設定が可能となっている。また、PCツールを通じて、メーカーを問わず同一のインタフェース上で、同じ設定のデバイスに対して閾値などの一括書き込みができる。「オムロンのデバイスも他社の機器も統一されたインタフェースで扱うことができ、個別対応に追われていた管理からエンジニアを解放する」(山本氏)。
PCツール上に保存しておいた立ち上げ時の設定(ファイル)と、現在の実機(マスター/センサー)の設定を比較し、変更された箇所を瞬時に特定できる機能(特許出願済み)を備えている。これにより、設定変更で装置が止まってしまった場合でも、すぐに原因のデバイスを見つけられる。
センサーの受光量などの数値データを上位で管理することで、センサーの汚れなどを検知し、最適なメンテナンス時期の提案なども行える。
IO-Linkマスターユニット本体では、接続されている全センサーの設定情報を自動的にバックアップしている。万が一センサーが故障した場合でも、新しいデバイスに交換してケーブルをつなぎ直すだけで、元の設定が即座に自動復旧する。
オムロンでは、GDシリーズとPCツールを導入することでセンサーに関わる時間を70%以上削減することも可能だと見ている。
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