3人のヒットメーカーが語る、“遊び心”を価値に変えるモノづくりの方程式【予告動画あり】動画番組「X THEME」第2回配信決定

MONOist編集部発の動画番組「X THEME」第2回が、いよいよ配信される。テーマは「日本のモノづくりは本当につまらなくなったのか? 〜面白い製品の生み出し方〜」。ソニー・インタラクティブエンタテインメントの田中章愛氏、ICOMAの生駒崇光氏、キャステムの池田真一氏が、“遊び心”を価値に変えるモノづくりについて本音で語り合う。

» 2026年07月15日 12時30分 公開
[MONOist]

MCなしの本音のクロストーク

 MONOist編集部では、動画番組企画「X THEME(クロス・テーマ)」の第2回を、2026年8月18日午後3時から配信<約60分>します(※番組の視聴には、事前登録【無料】が必要です)。

 第2回のテーマは「日本のモノづくりは本当につまらなくなったのか? 〜面白い製品の生み出し方〜」。登場するのは、ソニー・インタラクティブエンタテインメントのロボットトイ「toio」の生みの親である田中章愛氏、折りたたみ式の電動バイク「タタメルバイク」を手掛けるICOMAの生駒崇光氏、鋼鉄製の「ロビンマスク」など“バズるモノづくり”を実践するキャステムの池田真一氏の3人です。

【予告編】X THEME 第2回「日本のモノづくりは本当につまらなくなったのか? 〜面白い製品の生み出し方〜」【8月18日午後3時配信予定】

 X THEMEは、番組MCを置かず、3人の出演者が1つのテーマについて自然な対話を繰り広げ、それぞれの立場や経験を“交差(クロス)”させることで、本音とリアルな姿を引き出す番組です。通常のインタビューや講演ではなかなか聞くことのできない意思決定の背景や、業界の空気感、これから起こり得る変化について、当事者ならではの生々しい言葉で共有するのが本番組の魅力です。

2026年8月18日午後3時から、動画番組「X THEME」の第2回が配信される 2026年8月18日午後3時から(約60分)、動画番組「X THEME」の第2回が配信される【画像クリックで詳細/登録ページへ】

 モノが選ばれる理由は、機能や性能、分かりやすい付加価値だけでは語り切れません。作り手が「面白い」と信じたものに込めた遊び心を、ユーザーや市場にどう届け、価値へとつなげていくのかという問いを、大手メーカー、部品メーカー、ハードウェアスタートアップという異なる立場の3人が、それぞれの経験を基に語り合います。

「遊び心」を価値に変えるモノづくり――第2回番組紹介

 今回の収録で語られたのは、単なるヒット商品の開発秘話ではありません。大手メーカー発のロボットトイ、ハードウェアスタートアップによる電動バイク、部品メーカーの技術を生かした話題性のある商品づくりと、3人の立場やアプローチは大きく異なります。それでも共通しているのは、製品を機能や性能だけで捉えず、触れた人が思わず反応したくなる「遊び心」を大切にしていることです。

 面白い製品は、単に奇抜なアイデアから生まれるわけではありません。技術の見せ方、体験としての届け方、作り手の熱量の伝え方、そして製品や事業として成立させるための考え方が重なって、初めて価値として伝わります。今回のX THEMEでは、3人の実践を通じて、遊び心をモノづくりの価値に変えるための視点を掘り下げます。

番組収録後の記念撮影。左から、ソニー・インタラクティブエンタテインメント toio事業推進室 toio開発者・toio事業ファウンダーの田中章愛氏、ICOMA 代表取締役社長/プロダクトデザイナーの生駒崇光氏、キャステム 新規事業部 部長の池田真一氏 番組収録後の記念撮影。左から、ソニー・インタラクティブエンタテインメント toio事業推進室 toio開発者・toio事業ファウンダーの田中章愛氏、ICOMA 代表取締役社長/プロダクトデザイナーの生駒崇光氏、キャステム 新規事業部 部長の池田真一氏

 X THEME 第2回「日本のモノづくりは本当につまらなくなったのか? 〜面白い製品の生み出し方〜」の出演者と、番組で語ったポイントは次の通りです。

田中章愛氏/ソニー・インタラクティブエンタテインメント toio事業推進室 toio開発者・toio事業ファウンダー

ソニー・インタラクティブエンタテインメントの田中章愛氏

 田中氏が手掛ける「toio」は、子どもたちが遊びながらプログラミングやモノづくりに触れられるロボットトイです。番組では、社内有志による“放課後活動”からtoioの原型が生まれ、子どもたちが夢中で遊ぶ姿を見て事業化へとつながっていった経緯が語られました。

 印象的なのは、田中氏が「モノづくりを食わず嫌いになってほしくない」という思いを語る場面です。いきなり学びや教育から入るのではなく、「動いた」「面白い」「もっとやってみたい」という体験を通じてモノづくりへの親しみを育むという考え方からは、遊び心が新しい学びや創造性の入り口になることが見えてきます。

生駒崇光氏/ICOMA 代表取締役社長/プロダクトデザイナー

ICOMAの生駒崇光氏

 生駒氏は、折りたたむと箱型になる電動バイク「タタメルバイク」などのモビリティ/ロボットを手掛けています。番組で語られたのは、いきなり実車を作るのではなく、まず変形機構を備えた“おもちゃ”として構想を形にしたという開発の出発点です。

 そのおもちゃをSNSで公開したところ、「面白そう」「商品化してほしい」という反応が集まり、投資家との出会いやICOMA創業につながっていきました。おもちゃだからこそ、アイデアを人に渡し、触ってもらいながら面白さを共有できます。遊び心をプロトタイピングや事業化の起点に変えたプロセスからは、新しいハードウェア開発を考える上でのヒントが得られます。

池田真一氏/キャステム 新規事業部 部長

キャステムの池田真一氏

 池田氏が所属するキャステムは、主に精密鋳造部品を手掛けるメーカーです。番組では、その技術を生かして、漫画『キン肉マン』に登場するロビンマスクを本当に鋼鉄で作った「鋼製ロビンマスク」や、金属製のバナナを「バナナハンマーDX」として展開するアイアンファクトリーの取り組みが披露されました。

 アイアンファクトリーのモノづくりは、単に奇抜なものを作るだけではありません。自社の技術で何を作れば人が驚くのか、どう見せれば話題になるのか、どうすれば事業として成立するのかを考え抜くことが重要になります。遊び心やストーリー性を起点に、部品メーカーの技術をユーザーに伝わる価値へと変えていくアプローチには、自社技術の見せ方や新規事業開発のヒントが詰まっています。

 「日本のモノづくりはつまらなくなった」といわれることがあります。しかし、そう言い切ることはできません。ここでいう“面白さ”は、単に奇抜なものや目立つものを作ることではありません。確かな技術や品質を土台にしながら、作り手の発想や遊び心を製品体験として届け、ユーザーの共感や事業価値につなげていくことが重要になります。今回のクロストークでは、その問いを3人の実践から掘り下げます。

 新製品の企画/開発や新規事業創出に携わる人はもちろん、自社の技術をもっと魅力的に見せたい、若い世代にモノづくりの楽しさを伝えたいと考える人にも参考になる内容です。

収録を終えて

 収録では、3人の原体験から、試作、商品化、SNSでの反応、社内外の巻き込み方まで、予定調和ではない話題が次々と展開されました。技術を面白さに変え、面白いと思ったものを製品として成立させるために必要な視点が、台本なし、MCなしのリアルなクロストークから見えてきます。ぜひご視聴ください(※番組の視聴には、事前登録【無料】が必要です)。

2026年8月18日午後3時から、動画番組「X THEME」の第2回が配信される 2026年8月18日午後3時から(約60分)、動画番組「X THEME」の第2回が配信される【画像クリックで詳細/登録ページへ】

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