オカムラは「若年層の認知度が低い」 企業イメージ変革に向けた取り組みを推進製造マネジメントニュース(1/2 ページ)

オカムラは、同社の中長期の経営戦略の一環としてリブランディングを実施すると発表した。同社は「HUMAN-ORIENTED COMPANY(ヒューマン オリエンテッド カンパニー、人を起点に考える企業)」を目指して事業を推進し、これからのオカムラブランドを象徴する新たなシンボルマークを制定した。

» 2026年06月04日 06時00分 公開
[坪田澪樹MONOist]

 オカムラは2026年6月1日、東京都内でメディア向け説明会を開催し、同社の中長期の経営戦略の一環としてリブランディングを実施すると発表した。同社は「HUMAN-ORIENTED COMPANY(ヒューマン オリエンテッド カンパニー、人を起点に考える企業)」を目指して事業を推進し、これからのオカムラブランドを象徴する新たなシンボルマークを制定した。

オカムラの新たなブランドマーク オカムラの新たなブランドマーク 出所:オカムラ

オカムラがリブランディングを実施する背景

オカムラの中村雅行氏 オカムラの中村雅行氏

 オカムラはオフィスや教育、医療、商業施設、物流などさまざまな領域でB2B向けに事業を展開してきた。これまでのオカムラは事業領域/市場ごとにブランドイメージの形成を進めてきたが、これからは全社的に認識される唯一無二のイメージを確立するために新しいコーポレートブランディングを推進する。

 リブランディングの象徴として制定した新しいシンボルマークは、オカムラが展開する事業の「場」「環境」「空間」を象徴する「CUBE(立方体)」の三辺が開き、中から新たな価値が生まれる様子を表している。中央の白い部分は“人”の文字をモチーフとしており、「常に人を中心に捉えて考える」という思いが込められている。オカムラ 代表取締役社長執行役員の中村雅行氏は「海外の有名な家具メーカーは自社のコーポレートマークが製品に入っていることが多い。われわれはそのような文化が無かったが、2026年からは新しいマークを使ってプロモーションを進める」と語る。

 オカムラがリブランディングの実施を決めた要因として、若年層の認知度が低いことが大きいという。中村氏は「担当者から会社の認知度に関する報告を受けた際に、20代以下でオカムラという企業やその商品を知っている人が10%以下だということを知った。オカムラを知らないB2Cの個人が会社に入社することでB2Bの法人客となるが、この段階でわれわれのことを認知していただいていると会社として大きいメリットを得られる。若年層の人たちにオカムラという会社を正しく認識/認知してもらうことが、これからの長期的成長を目指す上でものすごく重要である」と強調する。

年代別のオカムラの認知度 年代別のオカムラの認知度[クリックして拡大] 出所:オカムラ

 これを踏まえて2018年から掲げていたコーポレートメッセージ「人を想い、場を創る。」を見直し、オカムラがこれから目指す姿としてHUMAN-ORIENTED COMPANYを新たに掲げた。今後は同社が持つパーソナリティー「人を思い抜く姿勢」「精緻な洗練さ」「ひらめきと気づきにあふれる」「静かな自信」を企業イメージとして発信する。また、同社のブランドの一貫性を表現するために、さまざまなフォーマットで色遣いなどの「Look&Feel(表現設定)」を意識して事業を展開する方針だ。

これから訴求していくオカムラブランドの世界観 これから訴求していくオカムラブランドの世界観[クリックして拡大] 出所:オカムラ
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