アリババクラウドは日本市場において「AI+Cloud戦略」を推進し、2029年までにアリババクラウド・ジャパンサービスの人員を2.5倍に拡大する。アリババクラウドが提供するQwenやWANといったオープンウェイトモデルを軸に、コスト効率の高いAI環境を提供して、日本の“AIのコモディティ化”に貢献する。また、Qwenとロボットを連携させてフィジカルAIの動きにも対応していく。
アリババクラウド インテリジェンス ビジネスグループ ジャパン ジェネラル マネージャーの栗田岳史氏は「AIエージェントの活用に関しては、数学オリンピックで全て金メダルを取るようなモデルは必要ないと思っている。高パフォーマンスでコストパフォーマンスも高いオープンモデルを使っていただくことが、日本の企業にとって最も重要なポイントだとわれわれは信じている」と語る。
日本のエンタープライズ市場で需要が高まっている業種特化型のAIソリューションやAI開発サイクルの支援に取り組んでいく。製造業や金融業といったR&Dで開発するデータの管理が重要な業界では、ローカルのデータセンターにオープンウェイトモデルをダウンロードし、閉じた環境でAIモデルをファインチューニングしたいという要望が高まっている。
ここにアリババクラウドの特長である“閉じたクラウド環境”を導入することで、顧客はオンプレミスの機密性とクラウドが持つ拡張性を兼ね備えたAI開発ライフサイクルが構築できる。オープンウェイトモデルとして強力なモデルを持っている同社の利点を生かし、日本のエンタープライズ領域の顧客向けにAI開発ライフサイクル支援に取り組んでいく。
また、日本のマーケットでAI+Cloud戦略を推進するために、パートナーエコシステムを構築する必要があると同社は捉えている。栗田氏は「今後3年間で新たに100社のパートナーを開拓し、一緒にAI+Cloud戦略を推進していく。Qwenモデルをベースにファインチューニングを実施して顧客に提供するといったAIスタートアップも生まれており、このようなパートナーと連携して日本のビジネスをより発展させていきたい」と述べている。
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