Microchip Technology(マイクロチップ)は、MCUやMPUを活用してエッジAIの開発を効率化するフルスタックソリューションを発表した。事前学習済みモデルやアプリケーションコードを含み、信号解析や顔認識などの実装を迅速化する。
Microchip Technology(マイクロチップ)は2026年2月10日(現地時間)、同社のMCU(マイクロコントローラー)やMPU(マイクロプロセッサ)を用いた量産対応アプリケーションの開発を効率化する、エッジAI(人工知能)のフルスタックソリューションを発表した。
同ソリューションには、展開可能な事前学習済みモデルに加え、各環境に応じて修正や拡張ができるアプリケーションコードが含まれている。
具体的には、AIベースの信号解析によるアーク放電故障の検出、予兆保全のための状態監視、生体検知機能付きのセキュアな顔認識、キーワードスポッティングによるコマンド制御といった用途に対応する。エンジニアは、統合開発環境「MPLAB X IDE」などの使い慣れたプラットフォームを通じて、8〜32ビットまで幅広いMCUへのAI実装が可能になる。
FPGA向けには、AIやML(機械学習)の推論を高速化する「VectorBlox Accelerator SDK 2.0」を提供し、エッジでのビジョンやHMI(ヒューマンマシンインタフェース)など、演算負荷が高いワークロードをサポートする。
また、同社の「dsPIC」DSC(デジタルシグナルコントローラー)を備えるモーター制御レファレンスデザインや、スマート電力量計における負荷分離など、リアルタイムなデータパイプライン構築を支援する各種ツールも用意した。
同社はエッジAI部門を新たに設立しており、クラウド依存度の低減やデータプライバシーの強化といったエッジAIの利点を生かし、産業、車載、IoT(モノのインターネット)市場に向け、インテリジェントシステムの普及を進めていく。
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