展示ブースでは、TATAMEL BIKEのコラボレーションモデルやパーツ展示、発売予定の模型紹介の他、“ロボット×モビリティ×おもちゃ”を体現する次世代コンセプトモデル「tatamo!」、同社メンバーによる原付ミニカー「セルフメイド」の進化版、電動特定小型原付木製カート「KAYACAR」なども披露された。
さらに、パートナー企業との協業プロダクトとして、椿本チエインが開発中の特定小型原付3輪自転車「Full電動Cargo(仮称)」、次世代移動支援技術開発コンソーシアムが開発を進める「AIスーツケース」などが展示され、同社が掲げる“おもちゃ箱”の世界観を象徴するラインアップが勢ぞろいしていた。
工業用ファスナーなどのプラスチック製品を手掛けるニフコも出展に協力。軽量で扱いやすく、工具不要で手で留め外しができる同社の工業用ファスナーの特性を生かし、TATAMEL BIKEをデコレーションする企画を共同で展開していた。
ニフコの説明員は「『TATAMEL BIKEのサイドパネルに当社の工業用ファスナーを付けたら面白いのでは』という打診がきっかけで実現した。カスタマイズの機能性だけでなく、ファスナーを留めたときの“パチン”という音と感触が心地よく、お子さんたちにも喜んでもらえる遊びとして機能する。普段は主に、自動車向けに提供しているが、おもちゃ的な要素としての可能性を感じることができた。当社の製品を通じて、子どもたちにクルマづくりの世界を身近に感じてもらえればうれしい」と語る。
その他、ブース中央には、TATAMEL BIKEのカプセルトイを使った組み立て/カスタマイズワークショップを楽しむことができるスペースも設けられていた。
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