AI面接などのサービスを展開するPeopleXが、独自開発したAI対話モデルの外部提供を開始した。アプリケーション、家電、ロボットなど、あらゆる製品とユーザーの間に新たなコミュニケーションを生み出す。
PeopleXは2025年9月2日、自社開発のAI(人工知能)対話モデル「PeopleX Conversation API」の外部提供を開始したと発表した。ロボットや家電、アプリケーションなどの製品を提供する企業は、自社製品の音声操作や対話機能に、AI対話モデルをAPI連携で組み込むことが可能になる。
新サービスは、企業や製品の目的に合わせて対話するようAIの性格を設定する「性格設定」や、マニュアルや製品情報などをあらかじめ学習させておく「個社ナレッジのインプット」、対話内容からユーザーの気持ちや人物像を推論する「対話内容の分析」といった機能を備えている。
PeopleXのAI対話モデルは、話し手の声のトーンや表情、身振り手振りを認識し、会話の文脈を捉える理解力を持つ。定型の質疑応答にとどまらず、まるで人と話しているかのような自然な対話が行えるのが特徴だ。
同社はこれまでに、AI対話モデルを「PeopleX AI面接」などの自社サービスにおいて実装してきた。今回の外部提供開始により、多様な企業においてAI対話モデルを活用できるようにし、AIとの対話体験の場を広げることを目的としている。
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