Cognexは、AI(人工知能)を活用してマシンビジョンのアプリケーション構築などを支援する、クラウド型プラットフォーム「OneVision」を本格展開する。一部製品向けに提供を開始しており、2026年初めには他製品にも対応予定だ。
Cognex(コグネックス)は2025年6月9日、AI(人工知能)を活用してマシンビジョンのアプリケーション構築やトレーニングなどを支援する、クラウド型プラットフォーム「OneVision」を本格展開すると発表した。
OneVisionは、ガイド付きワークフローを備えた直感的な操作で、これまで数カ月かかっていたセットアップ時間を数分に短縮できる。ツールやデータ、ワークフローを統合し、コラボレーションを効率化する。共有作業を活用することで、複数の機器や拠点などを含めた展開も円滑に進められるようになる。
クラウドでの提供となるため、新しい機器の購入は不要。初期費用を抑え、産業AIを導入する際のハードルを低減する。
同社のビジョンシステム「In-Sight 3800」「In-Sight 8900」の一部顧客向けに提供を開始しており、2026年初めには同社の他製品にも対応する予定だ。
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