PTCは、3D CADソリューションの最新版「Creo 12」を発表した。設計、シミュレーション、製造の各機能を強化しており、作業効率、生産性、コラボレーションが向上する。
PTCは2025年6月9日、3D CADソリューションの最新版「Creo 12」を発表した。設計、シミュレーション、製造の各機能を強化しており、作業効率、生産性、コラボレーションが向上する。
Creo 12は、フィーチャープリセットやマルチボディ部品を利用したアセンブリなどの機能、板金部品設計とアドバンスサーフェス作成モジュールを強化している。また、複合材部品の開発を加速する機能の拡張、改善を実施。複合材による構造体の設計と製造で、精度とパフォーマンスを提供する。
AI(人工知能)駆動型ジェネレーティブデザイン機能に熱解析を追加しており、Ansysのリアルタイムシミュレーションにおける自動接触生成により、迅速に設計の反復と最適化ができる。また、電動化設計も支援。アセンブリ設計の手法をケーブルハーネス設計にも適用し、連携の単純化やハーネスアセンブリの複雑さの軽減を支援する。
Creo 12では、CreoモデルとPTCの製品ライフサイクル管理(PLM)ソリューション「Windchill」に存在する材料データとのリンクも新たに実装しており、材料の選択肢と、関連するカーボンフットプリントなどの環境負荷を可視化している。
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