ニデックは脱炭素に向けた取り組みを強化する。サステナビリティの推進を担う社長直轄の会議を新たに設置した他、CO2排出量の可視化を取引先とともに推進する。
ニデックは脱炭素に向けた取り組みを強化する。サステナビリティの推進を担う社長直轄の会議を新たに設置した他、CO2排出量の可視化を取引先とともに推進する。
2024年度からニデックは代表取締役社長が議長、経営会議メンバーが委員となる「サステナビリティ推進会議」を設置した。これまであった「CSR委員会」と「ESGマテリアリティ・ステアリングコミッティ」の機能が重複していたため統合し、決議機能を一本化した。サステナビリティ推進会議では、業務執行の監督と取締役会への報告を行う。
事業部門を巻き込んだ執行部隊である3つの分科会「環境マネジメント分科会」「気候変動対策分科会」「人権分科会」を設置し、サステナビリティの推進に力を入れている。
ニデックでは、2040年までにスコープ1、2において温室効果ガスの排出ネットゼロを目指す。これに向けて2030年度までに2022年度の実績から42%削減する。スコープ3の温室効果ガスについては2030年度までに2022年度比で25%削減し、2050年度にネットゼロを実現する。スコープ3のうち、ほとんどをカテゴリー11(販売製品の使用)が占めている。
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