住友電工と3M、拡張ビームの光接続技術を用いた光コネクター製品の製造契約締結製造マネジメントニュース

住友電気工業と3Mは、3Mの拡張ビームによる光接続技術「Expanded Beam Optical Interconnect technology」を用いて、住友電気工業が光コネクター製品を製造するアセンブリ契約を締結した。

» 2025年04月08日 16時00分 公開
[MONOist]

 住友電気工業と3Mは2025年3月21日、3Mの拡張ビームによる光接続技術「Expanded Beam Optical Interconnect technology(EBO技術)」を用いて、住友電気工業が光コネクター製品を製造するアセンブリ契約を締結したと発表した。

 EBO技術は、光ファイバーから出射される光をレンズで拡張し、端面同士を非接触で接続する、光コネクター接続用アダプター向けの技術だ。同技術により光ファイバー同士の摩耗による劣化やダスト除去の手間を低減でき、施工やメンテナンスの際の工数や時間の削減が可能になる。

 住友電気工業は、EBO技術を用いて光コネクターの重要部品「3M EBOフェルール」を量産化する専用装置「光ファイバー成端装置」を開発。この光コネクターを適用した12芯、16芯光コネクター付ケーブルや、光配線分岐用の光接続パネルなどの製品群をグローバルに展開するための生産、流通ネットワークの整備も進めている。

キャプション 3MのEBO技術を用いた光コネクター「3M EBOフェルール」[クリックで拡大] 出所:住友電気工業

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