問い合わせを分析するために最初に必要なのは、分析するためのデータだ。問い合わせを個別対応しているだけで、情報の蓄積ができていないようであれば、まずはデータの蓄積から仕組みを作る必要がある。件数が少ないようであれば、Excelなどでの管理でも十分だ。
件数が増えてきたら、MA(マーケティングオートメーション)ツールを活用し、問い合わせデータが自動蓄積される仕組みを作るとよい。また、件数が多い場合は、有効な問い合わせに限定して分析をすることから始めてもよい。データがあることを前提に、下記の手順で情報を分類し分析を進める。
問い合わせを体系的に分類/分析するために、以下の視点を活用する。
加工設備や技術そのものに関する顧客の関心を把握する。たとえば以下のような項目を分類する。
提供可能な加工内容に基づく顧客の要求を分類する。具体的には以下の項目が含まれる。
顧客が製品やサービスに求める付加価値を分析する:
顧客が属する市場や用途を把握し、需要を掘り下げる:
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