リコーがリユース率86%の再生複合機を発売 最新の機能を使える仕組みを導入リサイクルニュース(2/3 ページ)

» 2025年01月16日 06時30分 公開
[遠藤和宏MONOist]

RC機からCE機の名称に

 RICOH IM C4500F CEとRICOH IM C3000F CEは、ネットワーク経由で複合機の内蔵ソフトウェアをバージョンアップし新しい機能を追加できる機能「RICOH Always Current Technology」を搭載しており、自社の業務に合った機能とアプリケーションを使える。なお、同社の再生複合機でこの機能を搭載したのはRICOH IM C4500F CEとRICOH IM C3000F CEが初だ。「両機は新造機同様のセキュリティ機能で、最新の暗号化通信プロトコル『TLS1.3』に対応している」(三浦氏)。

「RICOH Always Current Technology」の概要 「RICOH Always Current Technology」の概要[クリックで拡大] 出所:リコー

 両機は同社のクラウド型アプリケーション「EMPOWERING DIGITAL WORKPLACES(EDW)アプリケーション」のダウンロードにも対応している。現在、「EDW版Speedoc」「リコーカンタン私書箱プリントAE2」「スマートecoファクス」など67個のアプリケーションをダウンロードできる。

「EMPOWERING DIGITAL WORKPLACESアプリケーション」の概要 「EMPOWERING DIGITAL WORKPLACES(EDW)アプリケーション」の概要[クリックで拡大] 出所:リコー

 加えて、10.1インチのディスプレイ「MultiLink-Panel」を備えている。MultiLink-Panelにより、有償の「RICOH カンタンストレージ活用」などのアプリケーションと連携し、対象書類の電子化やデータ活用が行える。

 RICOH IM C4500F CEとRICOH IM C3000F CEの大きな違いは連続プリント速度だ。連続プリント速度はRICOH IM C4500F CEが1分間当たり45枚で、RICOH IM C3000F CEが1分間当たり30枚だ。

 なお、リコーでは1994年に再生複合機を発売して以降、リコンディションニング(RC)機の名称で販売してきたが、RICOH IM C4500F CEとRICOH IM C3000F CEの発売を皮切りにサーキュラーエコノミー(CE)機の名称で再生複合機を販売する。

「RICOH IM C4500F CE」と「RICOH IM C3000F CE」の仕様 「RICOH IM C4500F CE」と「RICOH IM C3000F CE」の仕様[クリックで拡大] 出所:リコー
商品名のCEの意味 商品名のCEの意味[クリックで拡大] 出所:リコー

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