MathWorksとNXP Semiconductorsは共同で、バッテリーマネジメントシステム向けのモデルベース設計ツールボックスの提供を開始した。
MathWorksは2024年11月13日、NXP Semiconductorsと共同で、バッテリー管理システム(BMS)向けのモデルベース設計ツールボックス(MBDT)の提供を開始したと発表した。
エンジニアは同MBDTを使うことにより、MathWorksのモデルベース設計環境である「MATLAB/Simulink」でBMSアプリケーションのモデル化や開発、妥当性確認ができるようになる。また、MATLABからNXPバッテリーセルコントローラー用のCコードを自動生成し、NXPのソフトウェアソリューション「BMS SDK」のコンポーネントにも対応する。
さらに、エンジニアがコードを手書きしなくても、Simulink BMSモデルをNXPプロセッサに直接実装できる。加えて、元のアルゴリズムの整合性や効率性を維持する。
統合された入出力(I/O)の接続性も備えるため、エンジニアは動的な実環境テストを実施して、初期のハードウェアプロトタイプからの即時フィードバックやさまざまな条件下でのシステム性能について洞察を得られる。
このような同MBDTの機能がBMS開発プロセスを簡略化し、プロトタイピングやテストのフェーズを短縮する。
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