中村留精密工業は、さまざまな装置と接続してワークを搬送するロボットシステム「RoboSync」を発表した。メーカーやNCを問わず工作機械や洗浄装置、計測装置などと接続でき、ワークの搬送を手軽に自動化できる。
中村留精密工業は2024年10月28日、さまざまな装置と接続してワークを搬送するロボットシステム「RoboSync」を発表した。簡易的なシステムで、手軽に自動化したいというニーズに応える。
新製品は、メーカーやNCを問わず工作機械や洗浄装置、計測装置などと接続でき、ワークの搬送を自動化するロボットシステムだ。素材や完成品の置き場として専用のワークストッカーを用意しなくても、手持ちのパレットや台車などを利用できる。
ロボットアームに搭載したビジョンセンサーが、装置と置き場に設置したマーカーを認識するため、段取りの際にロボットを移動しても、マーカーを読むことで簡単に元の状態に復旧できる。
ワークを変更する際は、ティーチングペンダントにワークの情報を入力するだけで、ティーチングポイントを自動で変更できるティーチングレス機能を搭載。他にも、ロボットが停止しても安全に復帰するリトラクト機能や、装置側の加工状況を把握してNCプログラムの途中から再開する簡易ジャンプ機能を搭載し、アラームからの復旧操作を容易にする。
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