AOSデータは、クラウドベースの物流データプラットフォーム「IDX.jp」をリリースした。運輸業、倉庫業のDXに向けたもので、物流データや在庫データなどを共有できる。
AOSデータは2024年7月17日、物流データや在庫データなどを安全に共有できるクラウドベースの物流データプラットフォーム「IDX.jp」をリリースしたと発表した。新サービスにより、運輸業、倉庫業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援する。
IDX.jpでは、物流業の労働力不足に対し、自動倉庫システム(AS、RS)やロボティクスの導入サポート、AI(人工知能)を活用した在庫の最適化、IoT(モノのインターネット)センサーによるリアルタイムでの在庫モニタリングなどを提供する。
また、配送ルートの最適化や輸送状況のモニタリング、ドライブ状況をリアルタイムで表示するダッシュボードの作成、RPA(ロボットプロセスオートメーション)との連携にも対応。他に、ドローンを用いた倉庫内の棚卸し作業の自動化、製品トレーサビリティーの共有も可能だ。
さらに、作業環境のモニタリングや従業員の安全管理、多頻度小口配送などにも対応可能なオーダー管理、エネルギー管理などに関するシステムを提供する。排出ガス量や廃棄物管理データを一元管理し、再生可能エネルギーの活用や環境に配慮した物流プロセスの構築も支援する。グローバル化にも対応しており、防災システムやBCP(事業継続計画)支援機能では災害対策もサポートする。
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