大真空は、加古川市の中央研究所に隣接する敷地に建設中の本社工場が、2024年8月に竣工すると発表した。水晶デバイス群「Arkh」のフルオート生産を中心とした新たな生産方式により、価値を創出するスマート工場を目指す。
大真空は2024年5月13日、兵庫県加古川市の中央研究所に隣接する敷地に建設中の本社工場が、同年8月に竣工予定だと発表した。同社の10年長期経営計画「OCEAN+2戦略」の一環として、新製品戦略をベースとした生産面での改革を推進する。
新工場の工場エリアでは、水晶デバイス群「Arkh」のフルオート生産を中心とした新たな生産方式により、価値を創出するスマート工場を目指す。環境面では、太陽光パネルの設置やヒートポンプの採用に加え、環境価値電力の100%導入を計画しており、同社初のカーボンニュートラル工場となる予定だ。
執務エリアは、それぞれ別拠点に勤務するメンバーを集結し、パーテーションをなくしたオープンスペースにすることで、コミュニケーションの活性化を促す。また、AI(人工知能)などを活用したDX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みの加速や、業務集中スペース、リラックススペース、Webブースなど業務効率を促進できる空間を提供する。
新本社工場は地上5階建てで、敷地面積は約1万2000m2、フロア面積は約9700m2。建屋とユーティリティーを含む総工費は約64億円になる。
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