富士フイルムは、医療機関や研究機関における画像診断支援AI技術の開発を支援するクラウド型サービス「SYNAPSE Creative Space」の提供を開始する。一連のAI開発プロセスをワンストップで実施できる。
富士フイルムは2024年4月1日、医療機関や研究機関における画像診断支援AI(人工知能)技術の開発を支援するクラウド型サービス「SYNAPSE Creative Space(シナプス クリエイティブ スペース)」の提供を同月12日より開始すると発表した。
SYNAPSE Creative Spaceは、同社と国立がん研究センターが共同開発した、AI技術開発の研究基盤システムを用いている。プロジェクト管理、アノテーション、学習、AI技術の試行といった開発プロセスをワンストップで実施できる。
アノテーション作業画面は、臨床現場で使用する同社のAIプラットフォーム「SYNAPSE SAI viewer(シナプス サイ ビュワー)」と同様のデザインを採用。効率的かつ直感的に作業できる。
同サービスは、富士フイルムと国立がん研究センターが医用画像向けに開発した複数の学習モデルを使用できる。工学的知識がなくても、医師や研究者自身が画像診断支援AI技術を開発可能だ。医療従事者や医学生のハンズオン教育の教材としても利用できる。
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