ダイハツの稼働停止期間は2月16日まで延長、再開はめど立たず製造マネジメントニュース

ダイハツ工業は2024年2月以降の稼働予定を発表した。

» 2024年01月24日 06時00分 公開
[齊藤由希MONOist]

 ダイハツ工業は2024年1月23日、同年2月以降の稼働予定を発表した。これまで、国内の全ての生産拠点は同年1月末まで稼働を停止する予定だったが、同年2月16日まで延長する。同年2月17日以降の稼働再開のめどは立っていないという。

 先日、国土交通省が道路運送車両法への適合性を確認し、出荷停止を解除したトヨタ自動車「プロボックス」とマツダ「ファミリアバン」については稼働停止期間が検討中となっている。ユーザーの声や仕入先の準備状況などを踏まえて総合的に判断する。

 滋賀(竜王)工場、コペンファクトリーを含む本社(池田)工場、京都(大山崎)工場、ダイハツ九州の大分(中津)工場の生産車種に対する国土交通省の基準適合性の確認は完了していない。ダイハツは今後も国土交通省の指示に基づいて認証当局立ち会い試験など必要な対応を行う。

これまでの経緯
時期 出来事 関連記事
2023年4月28日 ダイハツ 海外向け4車種で認証申請時に不正行為 クリックで関連記事
5月19日 ダイハツ ・国内向け2車種の型式指定申請時に不正行為
・自主的に出荷と販売を停止
クリックで関連記事
5月24日〜 国土交通省 立ち入り検査 -
5月26日 国土交通省 安全性確認、事実関係や他の不正行為の有無を調査するよう指示 -
12月20日 ダイハツ ・第三者委員会の調査によりさらなる不正行為が発覚したことを報告
・5月に出荷を停止した2車種を含め全ての現行生産車の出荷を自主的に停止
クリックで関連記事
国土交通省 国交省が基準適合性を確認するまで出荷を停止するよう指示 -
2023年12月21日〜2024年1月9日 国土交通省 立ち入り検査 -
2024年1月9日 国土交通省 道路運送車両法の基準適合性を確認する試験を開始 -
1月16日 国土交通省 ・立ち入り検査で新たに14件の不正が発覚
・悪質な不正行為が行われた3車種の型式指定取り消しの手続きを開始
・是正命令を発出
・基準不適合の可能性がある2車種のリコール届出を指導
クリックで関連記事
1月19日 国土交通省 5車種の出荷停止指示を解除 クリックで関連記事
1月23日 国土交通省 3車種の型式指定取り消しに向けた聴聞 -
2月16日ごろまで ダイハツ 国交省に再発防止策を報告(予定) -
2月16日まで ダイハツ 稼働停止期間を延長(予定) -

→その他の「製造マネジメントニュース」関連記事はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.