STマイクロエレクトロニクスは、エッジAIによる製品開発に貢献する包括的な開発エコシステム「ST Edge AI Suite」を発表した。2024年前半の提供開始を予定している。
STマイクロエレクトロニクスは2023年12月6日(現地時間)、エッジAI(人工知能)による製品開発に貢献する包括的な開発エコシステム「ST Edge AI Suite」を発表した。2024年前半の提供開始を予定している。
同システムは、統合ソフトウェアツールセットとして、AIを組み込んだ何十億もの接続型自律デバイスの設計と導入を可能にする。汎用や車載用マイコン、マイクロプロセッサ、スマートセンサーなどの同社のハードウェアと、組み込みAIに適した関連ツールを活用することで、AIソリューション開発を簡略化できる。
また、機械学習(ML)フレームワークや、Nvidia、AWSなどの主要パートナー企業の既存AI開発エコシステムを活用するとともに、過去10年間に導入された複数のソフトウェアツールや評価キット、開発キットの拡張と統合を実施する。
同システムは、同社製品とともに無償で使用できるため、顧客規模を問わずあらゆるコミュニティー主導のアプローチに対してリソースと知識を提供できる。最適化された機械学習モデルを作成する必要がある組み込みシステム開発者や、組み込みシステム上でモデルを実行するデータサイエンティスト、製品のメリットを再定義する製品設計者や開発者など、幅広いユーザーに貢献する。
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