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» 2023年12月20日 13時00分 公開

射出成形機に装着するだけで測定可能な、溶融せん断粘度測定装置を発売FAニュース

ソディックは、射出成形機のオプション付属品として、射出成形機搭載型の溶融せん断粘度測定装置「Nendy-E」の販売を開始した。射出成形機にセットするだけで、溶融粘度を測定できる。

[MONOist]

 ソディックは2023年11月27日、射出成形機のオプション付属品として、射出成形機搭載型の溶融せん断粘度測定装置「Nendy-E(ネンディ)」を発表した。同年12月より販売する。価格は300万円からとなる(税抜き、工事費別)。

キャプション 溶融せん断粘度測定装置「Nendy-E」[クリックで拡大] 出所:ソディック

 Nendy-Eは、プラスチック材料の溶融粘度を、成形時の条件や状態を再現しながら簡単に測定できる。

 射出成形機の射出ノズルを外して装着するアタッチメント方式のため、導入コストが従来の専用溶融粘度測定機(ツインキャピラリーレオメーター)と比べ4分の1以下で済む。また、成形時と同様に、材料が自動で供給されるため、計測のたびに材料を充填する必要がない。

 長さの異なる流路を使用し、細管の圧力損失分を差し引いて補正値を算出するツインキャピラリー仕様となっており、細管流路での圧力損失は装置内のロングダイとショートダイの流路を切り替えて補正するため、正確なせん断粘度が得られる。樹脂圧センサーで細管流路直前の圧力を実測することにより、正確に粘度を測定できる。

キャプション 「Nendy-E」の特徴[クリックで拡大] 出所:ソディック

 同社のV-LINE射出成形機は、射出時の逆流がなく超低速から高速まで優れた速度制御性を発揮する。そのため、せん断速度領域においても、低速から高速まで成形時と同等以上のレベルで測定できる。

 速度やダイの径などは、成形機の操作画面で設定する。ダイ径に適した推奨速度が自動で入力される「かんたん設定機能」により、設定作業が効率化できる。手動での任意の入力にも対応している。

 測定結果から、操作画面に「せん断速度―せん断粘度」グラフを描画する機能も備える。グラフ画像(PNG形式)、数値データ(CSV形式)はUSBメモリに保存でき、保存したCSVデータを読み込むことで、過去データのグラフ表示にも対応する。

キャプション 「Nendy-E」の測定画面 出所:ソディック

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