ヴァイナスは、CFturboのターボ機械3D設計システム「CFturbo」の国内販売とサポートを開始した。CAD、CFD、CAEや最適設計システムとシームレスに接続し、さまざまなターボ機械を設計できる。
ヴァイナスは2023年10月3日、CFturboのターボ機械3D設計システム「CFturbo」の国内販売とサポートを開始したと発表した。標準ライセンス料は、年間ライセンスで297万円(税別)からとなる。
CFturboは、CAD、CFD、CAEや最適設計システムとシームレスに接続し、ポンプ、ファン、送風機、圧縮機、ガスタービン、水車などのさまざまなターボ機械を設計できる。軸流から斜流、遠心まで、広範囲の運転条件に対応する。12のモジュールから選択して利用することで、動翼、静翼、ボリュート、インデューサなどの各コンポーネントを組み合わせた機器全体を設計できる。
対話型のGUIを採用し、子午面形状(断面形状)を決定する基本寸法設計、翼の3次元形状を決定する詳細な設計など、各過程を段階的にガイドする。パラメトリックな設定が可能で、形状要素の設定、調整が容易にできる。
また、AnsysやCadence、Siemens Digital Industries Software、Simerics、OpenFOAMなどが提供するさまざまなCFD、CAE、CADソフトウェア、最適化ソフトウェアとの組み合わせに対応。主要なシミュレーションソフトウェアとのデータインタフェースやプラグインを搭載する。
同社は、2023年8月にCFturboと国内代理店契約を締結。併せて、エンジニアリングサービスに関して、ターボ機械専門のエンジニアリング、コンサルティング会社のRothalpy Project Projectと技術提携しており、顧客が利用中のシステムとの接続を支援する。
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