製品に対するメーカーの思いがギュッと詰まっています。
この記事は、2023年4月13日発行の「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
個人的な話で恐縮ですが、最近「○周年記念モデル」に翻弄(ほんろう)されています。買いたいのに買えないのです……。
2023年に誕生40周年を迎えるカシオ計算機の耐衝撃時計「G-SHOCK」、そして、デニムブランドの老舗Levi's(リーバイス)の代表モデル「501」も誕生から150周年を迎え、それぞれ○周年記念モデルの販売を開始しているのですが、正規ルートで購入しようと頑張ってみてもお目当てのものが買えません。即完売(もしくは予約受付終了)しているのです。
いわゆる転売ヤーの影響もあるのかもしれませんが、いずれも大人気の製品ブランドですし、○周年を記念したアニバーサリーモデルなので数も絞られているのでしょう。「次の○周年のときこそは!!」と、毎度そう自分に言い聞かせて悔し涙をこぼしています……。
主に、筆者がピクリと反応してしまうのは、5万円以内、頑張っても定価で10万円以内で購入できる比較的カジュアルな製品(デジタル腕時計、スニーカー、デニムなど)です。それらの○周年記念サイトには、製品の歴史やメーカーとしてのこだわりはもちろんのこと、最新技術や環境への取り組みなど、実にさまざまな情報が凝縮されており、買わなくても(買えなくても)ファン心をくすぐる仕上がりにワクワクが止まりません。
ひょっとして、自分の守備範囲外の製品の記念サイトも面白いのでは……。
そう思い、ネットでいろいろと調べてみると、他にも2023年に○周年の節目を迎える製品が案外あることに気が付きます(試しに「2023年 周年 モデル」などでネット検索してみてください)。
以下、筆者がざっとネット検索してヒットしたものを、記念サイトや製品サイトのURLとともに列挙してみました。当たり前ですが、各社とも製品だけでなく記念サイトの作りにも力を入れており、普段なじみのない製品でもメーカー側の熱い思いに触れることができますし、学びや発見も多くあります。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.