スズキ「アルト」の自動車アセスメントは4つ星評価に、登録車とそん色ない項目も安全システム

国土交通省と自動車事故対策機構は2022年12月16日、自動車の安全性能を評価する「自動車アセスメント」でのスズキ「アルト」(マツダ「キャロル」)の結果を発表した。

» 2022年12月19日 06時00分 公開
[齊藤由希MONOist]

 国土交通省と自動車事故対策機構は2022年12月16日、自動車の安全性能を評価する「自動車アセスメント」でのスズキ「アルト」(マツダ「キャロル」)の結果を発表した。

 アルト/キャロルは、衝突時の衝撃を効率よく吸収、分散する「軽量衝撃吸収ボディー」を採用。歩行者との接触時に歩行者の頭部と脚部へのダメージを軽減する構造も取り入れている。また、6つのエアバッグを全車標準装備とした。

 予防安全性能に関しては、夜間の歩行者も検知するステレオカメラ方式の衝突被害軽減ブレーキを採用した他、壁など車両の前後にある障害物を検知するペダル踏み間違い時加速抑制装置、車線逸脱警報、ハイビームへの切り替えを自動で行うハイビームアシストなどを搭載している。

 アルト/キャロルは衝突安全性能評価と予防安全性能評価のそれぞれで5段階中上から2番目に高いBランクを獲得した。衝突安全性能評価は100点満点中77.98点、予防安全性能評価は91点満点中70.60点だった。総合評価では、5段階中上から2番目に高い4つ星となった。

フルラップ前面衝突、オフセット前面衝突など軽自動車だからこそ高得点が難しい項目もあるが、後面衝突頭部保護や歩行者頭部保護のように軽自動車と登録車で差が目立たない項目もあった[クリックで拡大] 出所:国土交通省
自動車安全性能2022試験映像:スズキ アルト[クリックで再生] 出所:自動車事故対策機構

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