USB Type-C/USB4との整合性を向上したDisplayPortの最新版組み込み開発ニュース

Video Electronics Standards Associationは、DisplayPortの最新版「DisplayPort 2.1」を公開した。USB Type-CやUSB4との整合性が向上したほか、双方に対応した共通のPHYをサポートしている。

» 2022年11月02日 14時00分 公開
[MONOist]

 Video Electronics Standards Association(VESA)は2022年10月18日、DisplayPortの最新版「DisplayPort 2.1」を公開したと発表した。

 最新版では、USB Type-CおよびUSB4との整合性が向上した。双方に対応した共通のPHYをサポートしている。前版の「DisplayPort 2.0」に対応した製品は、DisplayPort 2.1でもそのまま使用できる。

 また、新たな帯域幅管理機能を追加。USB4を介したDisplayPortトンネリングが、より効率的に他のI/Oデータトラフィックと共存可能となっている。

 DSC(ディスプレイストリーム圧縮)のビットストリームをサポートしており、視覚的ノイズを発生させずにDisplayPortの伝送帯域幅を67%以上削減できる。パネルリプレイ機能を備えており、パネルリプレイ動作時のDisplayPortトンネルパケットの伝送帯域幅を99%以上削減する。

 DisplayPortケーブルの仕様も更新し、UHBR(Ultra-High Bit Rate)性能を低下させることなく接続性を向上できる。ケーブル長を延長可能で、DP40ケーブルで2m超、DP80ケーブルで1m超にまで対応する。

 VESA認証のDP40ケーブルは、最大40Gbpsのスループットをサポートする(10GbpsのUHBR10リンクレートを4レーン)。DP80ケーブルは、最大80Gbpsのスループットをサポートする(20GbpsUHBR20リンクレートを4レーン)。

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