カンデラジャパンは、HMIデザイン開発ツール「Candera Studio」を発表した。家電などの民生機器から建設、農業分野の産業機器まで、さまざまな組み込み機器向けのUIを作成できる。
カンデラ ジャパンは2022年10月20日、HMI(ヒューマンマシンインタフェース)デザイン開発ツール「Candera Studio」を発表した。家電などの民生機器から建設、農業分野の産業機器まで、さまざまな組み込み機器向けのUI(ユーザーインタフェース)を作成できる。
同ツールは、ノーコード開発が可能なエディター「Fusion」を備えた。アプリケーションのロジックを視覚的に構築可能で、コントロールUIコンポーネントとアクション要素「Behavior」を選択して結ぶことにより、動作とロジックを結合したHMIを作成できる。
また、インポートしたグラフィックに自動で機能を追加できる「Smart Importer」も採用。Adobe PhotoshopやAdobe XD、Sketch、Axure RPなどで作成したデータを取り込むと、AI(人工知能)がボタンやスライダー、ゲージといったUIコンポーネントを提案する。それらを選択し、プロパティを定義することで容易にHMIを構築できる。
HMIプロジェクトでのそれぞれの状態遷移を視覚的に構築できる、「State Machine」も用意する。新規のステートマシンを構成できるほか、MATLABやIAR Visual Stateといった外部のステートマシンとも連携可能だ。
その他に、異なるデバイス間でコンテンツを共有、同期、表示できる「Candera Link」も備えている。インタフェースは他言語対応で、作成したHMIはすぐにPC上で動作を確認ができる。
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