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» 2022年06月29日 09時00分 公開

バッテリーレス基板タイプでリモートIDを小型軽量に「価格競争力でも自信」Japan Drone 2022

Braveridgeは、「Japan Drone 2022」において、機体重量が100g以上のドローンなど無人航空機への搭載が義務化された「リモートID」の機能を低価格に組み込めるバッテリーレス基板タイプの製品を披露した。価格はオープンではあるものの「他社のリモートIDと比べて価格競争力は高い」(Braveridge)とする。2022年8月に出荷を始める予定だ。

[朴尚洙,MONOist]

 Braveridgeは、「Japan Drone 2022」(2021年6月21〜23日、幕張メッセ)において、機体重量が100g以上のドローンなど無人航空機への搭載が義務化された「リモートID」の機能を低価格に組み込めるバッテリーレス基板タイプの製品を披露した。価格はオープンではあるものの「他社のリモートIDと比べて価格競争力は高い」(Braveridge)とする。2022年8月に出荷を始める予定だ。

BraveridgeのリモートID BraveridgeのリモートID。左から、バッテリーレス基板タイプのアンテナ内蔵、アンテナ外付け、MAVLink通信対応のGNSSモジュールレスタイプ、電池内蔵外付けタイプ(上側にある白い筐体は受信機)[クリックで拡大]

 これまで航空法の対象は機体重量200g以上の無人航空機だったが、2022年6月20日に施行された航空法の改正により無人航空機へのリモートIDの発信が義務化されるとともに対象範囲が機体重量100g以上に変更された。これまで市販されてきたドローンでも機体重量が100gを上回る製品が多いこともあり、リモートIDの需要は高まっている。

 ただし、既存のドローンに外付けするタイプのリモートIDは、筐体内部にバッテリーを搭載しており、100gという機体重量に対して数十gと重く、サイズも大きい上に、安価とはいえないことが課題になっていた。

 Braveridgeのバッテリーレス基板タイプのリモートIDは、筐体やバッテリーを付けずにリモートIDの機能を集積した基板のみを提供することで、小型、軽量、低価格を実現した。外形寸法は40mm角、重量は8.5g。バッテリーレスだが、ドローン本体からの電源供給を想定しており、電源入力コネクターとして2.54mmピッチのピンヘッダを5〜55V、3.6〜9Vの2系統を要している。GNSSとBLE(Bluetooth Low Energy)のアンテナは、内蔵と外付けを選択できる。「ドローンの扱いに慣れている方からは、とにかく軽くしてほしいというニーズがあり、このバッテリーレス基板タイプを開発した。また、当社はさまざまなIoT(モノのインターネット)デバイスを手掛けており自社工場で生産している。BLEビーコンなどで価格競争力を磨いてきたので、このバッテリーレス基板タイプのリモートIDでもその自信はある」(Braveridgeの説明員)。

 今後は、リモートIDのラインアップを2022年内をめどに拡充していく方針だ。MAVLink通信に対応するコントローラーと連携するGNSSモジュールレスタイプ、バッテリーレス基板タイプをベースに筐体とバッテリーを備えた電池内蔵外付けタイプ、そしてより小型で縦長のバッテリーレス基板タイプの開発を進めているという。

BraveridgeのリモートIDの仕様 BraveridgeのリモートIDの仕様[クリックで拡大]

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