次の図3を見てください。
今回は、Si5351Aを、デジタル変調器として使えるかどうかを検証する実験を行います。そこで、Si5351Aから送信したデジタル信号を、PC側で受信して復調できるかを検証します。
図3の中には、PCとソフトウェア無線通信モジュールのRTL-SDR、Si5351Aのモジュールが刺さったブレッドボートとラズパイが登場します。ラズパイとSi5351AはI2Cで接続します。Si5351AとRTL-SDRはSMAケーブルでつなぎます。RTL-SDRとPCはUSBでつなぎます。すなわち、ラズパイとSi5351Aが送信側、RTL-SDRとPCが受信側でその間は電波(SMAケーブル)でつながっている構成です。
次の図4はSi5351Aをブレッドボードに縦刺しにしたものです。
ブレッドボードにはSMAメスコネクターが搭載されており、Si5351AのGNDとCLK0に接続しています。このブレッドボードですが、電波系の実験を行うために筆者が用意しました。冒頭にも書きましたが電波法への配慮です。
次の図5はRTL-SDRです。Si5351Aが送信したデジタル変調された電波を受信します。このRTL-SDRとPCはUSBインタフェースで接続します。なお、このRTL-SDRは、購入時にはプラスチック筐体に入っていましたが、基板を取り出してSMAメスコネクターを本来のコネクターの上にロウ付けして使っています。SMAコネクターに変換するケーブルも注文していたのですが、なかなか届かなかったので力技でやっちゃいました。
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