NECファシリティーズは、エアコンプレッサーのエア漏れを診断する「エアリーク診断サービス」と、空調機などによって発生する二酸化炭素の濃度を測定する「CO2濃度診断サービス」を、製造業向けに提供開始した。
NECファシリティーズは2022年3月31日、エアコンプレッサーのエア漏れを診断する「エアリーク診断サービス」と、空調機などによって発生するCO2の濃度を測定する「CO2濃度診断サービス」を、製造業向けに提供開始した。
エアリーク診断サービスでは、超音波センサーを用いて工場内の圧縮空気用配管のエア漏れ箇所を特定する。超音波センサーを用いて短時間で診断し、高所や天井裏、床下などを含めた配管全体を診断できる。
CO2濃度診断サービスは、室内空調機や装置排気口などの室内の二酸化炭素濃度を測定する。「省エネのため空調機を計画的に停止、制御したいが、それによって排出されるCO2を把握したい」といったニーズに応え、提供開始した。
室内空調機などの空調設備全体を、1000ppm以下というビル管理法で定める作業環境のCO2濃度測定を基準に診断する。換気設備の脆弱な工場における節電対策の際のCO2濃度の状態把握に適しており、換気設備も含めたトータル設計の提案も行う。
料金は、エアリーク診断サービスの簡易診断が38万円から(税別、配管長800mまで)で、CO2濃度診断サービスの簡易診断が18万円から(税別、測定箇所40カ所まで)。カスタム診断や追加のオプションなどは個別見積もりとなる。
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