「つながるクルマ」が変えるモビリティの未来像
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» 2022年02月14日 06時00分 公開

2030年に売上高1000億円の事業に、パイオニアの「ナビ機能付きドラレコ」の狙い車載情報機器(1/2 ページ)

パイオニアは2022年2月10日、ナビゲーション機能を搭載したドライブレコーダー「NP1」を同年3月2日に発売すると発表した。従来のカーナビゲーションシステムとは異なり、ディスプレイ画面なしで音声によるルート案内や、乗員の音声入力による目的地検索を提供する。設定や地図での目的地検索は専用のスマートフォンアプリを通じて行う。

[齊藤由希,MONOist]

 パイオニアは2022年2月10日、ナビゲーション機能を搭載したドライブレコーダー「NP1」を同年3月2日に発売すると発表した。従来のカーナビゲーションシステムとは異なり、ディスプレイ画面なしで音声によるルート案内や、乗員の音声入力による目的地検索を提供する。設定や地図での目的地検索は専用のスマートフォンアプリを通じて行う。

NP1の外観。車内向き(左)と前方(右)[クリックで拡大] 出所:パイオニア

 乗員のスマートフォンなどがNP1を経由してWi-Fiに接続できるインターネット接続サービスや、登録した通話先と運転中にやりとりできる「ドライブコール機能」などにも対応した。音声アシスタント「Amazon Alexa」などの新機能や最新の地図データは無線ネットワークによるアップデート(OTA:Over-The-Air)で追加できる。

 NP1は本体にSIMを内蔵し、スマートフォンと連携せずに単独で通信できる。そのため通信料とサービス利用料を含む販売価格となっており、1年分の通信・サービス利用料付きで6万5780円、3年分の通信・サービス利用料付きで9万3500円となる。契約期間終了後は、1年分の更新料1万5840円が発生する。乗員がWi-Fiを使用するためのインターネット接続サービスは、1日、30日、365日の各プランから選択して別途加入する。

パートナー企業と育てるプラットフォーム

 パイオニアは、NP1を通じてドライバーや車両、走行状況などの状態を学習し、過去のデータや目的地周辺の情報と組み合わせてパーソナライズした情報提供に取り組む。情報提供のインタフェースとしては音声を活用する。これらを「Piomatix(Pioneer Informatics Architecture)」というモビリティAI(人工知能)プラットフォームとし、パートナー企業とともにオープンなエコシステムと位置付けて事業の柱として育てる。

Piomatixの概要[クリックで拡大] 出所:パイオニア

 技術面ではセレンス(Cerence)やNTTドコモ、ジオテクノロジーズ(旧インクリメント・ピー)が、サービス面では駐車場の運営企業や旅行会社、飲食店の口コミサイトなどがパートナー企業として協力する。

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