インド企業と販売代理店契約を締結、マルチスケール解析ツールの販路を拡大:CAEニュース
サイバネットシステムは、インドのDHIO RESEARCH&ENGINEERINGと販売代理店契約を締結した。DHIOはインド、バングラデシュ、スリランカへ、マルチスケール解析ツール「Multiscale.Sim」のグローバル販路を拡大する。
サイバネットシステムは2021年11月16日、インドのベンガルールを拠点とするDHIO RESEARCH&ENGINEERINGと販売代理店契約を締結したと発表した。DHIOはインド、バングラデシュ、スリランカにて、サイバネットが開発、販売、サポートを手掛けるマルチスケール解析ツール「Multiscale.Sim」の販売を開始した。
Multiscale.Simは、マルチフィジックス解析ツール「Ansys」向けのアドインツールだ。繊維強化プラスチック、フィラー分散材、フォーム材などのさまざまな複合材料に対して、均質化法に基づいた数値材料試験を実施することで、材料設計を効率化する。
「Multiscale.Sim」の解析フロー[クリックで拡大] 出所:サイバネットシステム
DHIOは、CAEソフトウェアの販売とサポート、トレーニングを提供する共同研究開発企業として10年以上の経験を有する。自動車、航空、電力、化学、鉄道など広範な業界において、製品開発や材料設計、分析、最適化など複雑なエンジニアリングシミュレーションのニーズに応えてきた。
サイバネットは2007年にMultiscale.Simを商用リリースして以来、東アジア、ヨーロッパ、北米のチャネルパートナーと提携し、世界に販路を広げてきた。今回のDHIOとの代理店契約により、インドをはじめとする南アジア地区へグローバル販路を拡大する。
今後はMultiscale.Simの機能をさらに強化し、充実した材料シミュレーションサービスを提供することで、世界のモノづくり企業に貢献していく。
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