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» 2021年10月16日 08時00分 公開

指紋認証は盗難で狙われやすいクルマを救う?自動車業界の1週間を振り返る(1/2 ページ)

1週間お疲れさまでした。10月なのに暑い暑いと思っていたら、朝晩はずいぶんと冷えるようになりましたね。空気の乾燥も進んでいるように感じます。布団、暖房、スキンケアなど冬支度が必要ですね。

[齊藤由希,MONOist]

 1週間お疲れさまでした。10月なのに暑い暑いと思っていたら、朝晩はずいぶんと冷えるようになりましたね。空気の乾燥も進んでいるように感じます。布団、暖房、スキンケアなど冬支度が必要ですね。

 先日、読売新聞が、トヨタ自動車の「プリウス」の旧モデルで盗難が相次いでいると報じました。狙いは触媒コンバーターであるとのこと。希少金属が多く含まれており、部品としても高値で取引されるので狙われているそうです。

 自動車盗難認知件数そのものはここ数年で右肩下がりに減少しており、2020年は5210件となりました。盗まれる確率が下がっても、自動車盗難の被害を受けた人にとっては重大な「1件」です。悪いのは窃盗犯であり、そのために手間暇をかけさせられるのは腹立たしいことですが、大事な愛車、もしくは欠かせない移動手段であるならば自衛せねばなりませんね。

 プリウス以上に自動車盗難の被害にあいやすいのが、「ランドクルーザー」ですね。日本損害保険協会は、保険金請求のあった盗難事故や車上狙い、部品盗難の件数を車種ごとにまとめて発表していますが、「ランドクルーザープラド」を含めたランドクルーザーと、ランドクルーザーをベースにした高級SUV「LX」は上位3車種の常連です。

 2021年8月に発売になったランドクルーザーの新モデルと、先日初公開されたLXの新モデルは、どちらも指紋認証スタートスイッチを搭載します。スマートキーを携帯し、ブレーキを踏みながらスタートスイッチの上の指紋センサーにタッチすると、エンジンが始動するそうです。指紋が一致しなければエンジンはかかりません。トヨタ自動車のプレスリリースには「盗難リスクの低減に寄与する」とありますが、その効果はいかほどでしょうか。数年後、ランクルやLXの盗難が激減する日を楽しみに待ちたいと思います。

日本では2022年初めに発売する新型LX[クリックで拡大] 出所:トヨタ自動車

 それにしても、新型LXはかなり押しの強い顔をしています。レクサスのトレードマークであるスピンドルグリルはフレームがなくなり、7組の「フローティングバー」で糸巻きを形作っています。見た目だけでなく、ツインターボエンジン向けの高い冷却性能も持たせました。

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