富士ソフトは、FFRIセキュリティとのサイバーセキュリティ分野における協業を強化した。第1弾として、IoT機器向けの国産ファジングテストツール「FFRI Raven」と同ツールのテスト実施サービスを提供する。
富士ソフトは2021年6月1日、FFRIセキュリティとのサイバーセキュリティ分野における協業を強化すると発表した。第1弾として、IoT(モノのインターネット)機器向けの国産ファジングテストツール「FFRI Raven」と、同ツールを活用したテスト実施サービスの提供を開始した。
同社は、インフラ構築からセキュアシステム開発、運用までのソリューションに実績を持つ。協業により、FFRIセキュリティの国産セキュリティ製品や技術を組み合わせることで、政府官公庁や自治体、IoT機器製造業、IoT機器を活用する企業などに向けたサービスを展開する。
FFRIセキュリティのFFRI Ravenは、未知のセキュリティ脆弱(ぜいじゃく)性発見に特化した、IoT機器向けファジングテストツールだ。異常系のテストパターンから最適な検査を自動で実施するため、未知の脆弱性を効率的に発見できる。
FFRI Ravenのライセンス価格は月額50万円(税別)からで、ファジングテスト実施サービスは個別見積もりとなっている。
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