ミクシィが発売したロボットを見て思ったこと
この記事は、2021年5月13日発行の「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
3回目の緊急事態宣言の中、ゴールデンウィークが始まり、そして終わりました。特にどこに出掛けることもできない休暇でしたが、外食などもしづらい分、自炊に凝るようになってきました。もともと調理は好きな方でしたが、宣言下でさらに強まったように思います。現在、パスタマシンを買おうか悩み中です。おすすめのパスタマシンをご存じの方はぜひお知らせください。
さて、ゴールデンウィークに突入する直前の2021年4月22日、SNS「mixi」やスマートフォンアプリケーション「モンスターストライク」などで有名なミクシィが、あるハードウェア製品の販売を開始しました。独自AIで所有者(オーナー)との“雑談”を実現したコミュニケーションロボット「Romi(ロミィ)」です。
周知の通り、現在国内のコミュニケーションロボット市場には多数のメーカーが参入しています。一例を挙げれば、ソニーのaiboやGROOVE XのLOVOT、シャープのRoBoHoN(ロボホン)、そして先日クラウドファンディングで大反響を得たパナソニックのNICOBO(ニコボ)などがあります。参入企業の多くがハードウェア開発経験のあるメーカーで占められている中、Webサービスを主軸に事業を発展させてきた企業であるミクシィの参入は目を引く出来事に思えます。
個人的にはミクシィが提供するロボット事業がどのように成長していくのか気になりますし、Webサービス開発企業という独自の立場を生かしてロボット開発を行ってくれるものと期待しています。ただ、Romiの“雑談”できるという強みが市場における“勝ち筋”になり得るかというと、現時点ではまだ分かりません。
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