PM2.5や自動車廃棄粒子を対象に、気中微粒子計測技術開発の連携研究ラボを開設製造マネジメントニュース

産業技術総合研究所は、堀場製作所と共同で「堀場製作所-産総研 粒子計測連携研究ラボ」を設立した。環境規制の強化に対応するため、気中微粒子計測技術などの開発を進める。

» 2021年02月25日 09時00分 公開
[MONOist]

 産業技術総合研究所(産総研)は2021年2月1日、堀場製作所と共同で「堀場製作所-産総研 粒子計測連携研究ラボ」を設立し、本稼働を開始したと発表した。環境規制の強化に対応するため、気中微粒子計測技術などの開発を進める。

 ラボは、茨城県つくば市の産総研計量標準総合センター内に開設。産総研の分析、計測技術や材料評価技術、堀場製作所の製品開発力を生かして、環境問題の解決やナノ材料開発に寄与するシステムの実用化に取り組む。

キャプション 「堀場製作所-産総研 粒子計測連携研究ラボ」のコンセプト(クリックで拡大) 出典:産総研

 具体的には、PM2.5や自動車排気粒子などの今後規制が強化されていく分野で、より微小な粒子を正確かつ容易に計測できる粒子計測システムを開発する。また、カーボンナノチューブやセルロースナノファイバーなどのナノ材料の特性を効果的に解析、評価できるシステムの開発に取り組む。

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