住友電気工業は、大阪産業局が展開する5G通信技術およびビジネスサポート拠点「5G X LAB OSAKA」にて、工場向け5G回線対応ルーターの実証実験を実施した。
大阪産業局は2020年12月22日、ソフト産業プラザ「TEQS」に新設された5G通信技術およびビジネスサポート拠点「5G X LAB OSAKA(ファイブジー・クロス・ラボ・オオサカ)」にて、住友電気工業が開発する工場向け5G回線対応ルーターの実証実験を実施したと発表した。
住友電気工業は、5G回線を用いた際の同ルーターの速度を測定すべく、この実験を実施。5G X LAB OSAKA内の試験用基地局を用いて、高精細映像や多数のセンサー情報の伝送を想定した通信試験を長時間行い、安定して高速かつ大容量で通信できることを確認した。5G X LAB OSAKAを用いた検証事例としては、本件が初となる。
住友電気工業は今後、今回の検証結果を踏まえて製品化を進める。また大阪産業局は、今後も5G X LAB OSAKAを中心に5Gの活用を検討する企業を支援し、5Gを活用した新たな製品やサービスの創出を目指す。
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